本日は、担当する福祉保険委員会が開催されました。

 

今回付託された議案は…

陳情を含め8件と報告が3件。

 

どれもたいせつな議題ばかりです。

 

中でも…

2022年3月議会、2023年3月議会と、私自身も取り上げつづけている課題。

 

18歳を超えた特別な配慮の必要な子どもへの支援については、その必要性を訴える親御さんが明らかに増えてきていると感じていましたが…

 

今回、改めてその親御さんたちの連名で…

「しょうがい児が18歳になったあとの夕方の居場所を求める陳情」が提出されました。

 

以前にも書きましたが…

しょうがいを持つ子どもの支援は、そのほとんどが18歳までで途切れてしまいます。

 

例えば「放課後等デイサービス」

こちらは東京都の事業ですが国立市内にも多数あり…

児童福祉法を根拠とする、しょうがいのある学齢期児童が学校の授業終了後や学校休業日に通う、療育機能・居場所機能を備えた福祉サービスです。

学齢期が対象なので、18歳までのサービス事業となります。

 

また「ファミリーサポート事業」

こちらは『子育て援助活動支援事業」として、現在は「こども家庭庁」の管轄になっている事業です。

しょうがいの有無は問われませんが、年齢の制限は小学生まで。

つまり12歳までが対象となっています。

 

しょうがいを持つ子どもは、12歳を過ぎても、18歳を過ぎても、大人と同じような生活ができるわけではありません。

 

常に、付添や介護や見守りなどが必要で…

子どもが18歳を過ぎて全てのサービスが使えなくなると、働く親は仕事をつづけることができなくなってしまうのです。

 

今の時代は、共働きがあたり前!

父親も母親も生活のためはもちろん、自分の人生を生きるために仕事をしている方が多いのです。

 

さらに、子どもの介護をする機会が多い母親は…

24時間に及ぶ子どもの介護から離れる貴重な時間として、仕事に没頭する方も多いのではないかと思っています。

 

自宅とは別の場所で、別の時間を持つことで…

リフレッシュした新たな気持ちで、再び子どもと向き合える!

 

そうやって、なんとか生きている方がいるのだというリアルを…

今回の陳情で感じ取っていただけたのではないかと思っています。

 

残念ながら現在は…

18歳を過ぎたあとの「しょうがい児とその家族」への明確な支援制度はありません。

 

隙間にこぼれ落ちる子どもや家族が居る現在の支援制度を、一日も早く実態に即したものにしていただけるよう…

 

国立市はもちろん、東京都や国にも働きかけを行いたいと思います。

 

今日の福祉保険委員会は、無事に審査を終えることができました。

みなさまのご協力に感謝もうしあげます。

 

 

お疲れさまでした。