くにたち郷土文化館に行った、もう一つの目的は…

先月28日から行われている企画展「くにたちの小学校」の観覧です。

 

 

国立市には公立私立合わせて11校の小学校があります。

 

 

「教育のまち」を標榜する国立市の小学校。

この企画展は、その歴史や貴重な資料を閲覧できるまたとない機会なのです。

 

現在の国立第一小学校の前身となった「潤沢学舎」

明治6年9月25日に創立された、市内ではじめての小学校です。

 

 

館内には、貴重な古い写真や…

 

 

明治時代の小学校一覧表。

(まだ「国立」ではなく「谷保村」の時代ですね)

 

 

「手習い所之掟」なる書物もありました。

 

 

古い資料は他にもいろいろあるのですが…

対象13年に作られた、こちらの「北多摩郡谷保村郷土誌」は、無料で持ち帰ることができるんです。(※ご自由にお持ち帰りくださいとなっています)

 

 

昔の文章は、なかなか読むのがたいへんですが…(^^;)

 

 

後の方のページに現代語訳が付いているので安心です(笑)

 

 

これを見ると…

当時は、小学校1校と農業補習学校が1校だけ。

学級数は、8クラス。
児童数は、472人(男子246人・女子226人)

「猶予児」とは、就学を猶予している子どものことでしょうか…

 

当時の学校の様子をかいま見ることができる貴重な資料です。

 

そして…

こちらには、昭和30年代の小学校の机や椅子、だるまストーブがありました。

 

まさに、自分が通っていたころの小学校(#^^#)

 

 

昭和30年代の給食の様子も。

写っているのは、懐かしい(笑)脱脂粉乳の容器ですねぇ〜

 

 

そして…

今回もっとも気になったのが…

明治以前の寺子屋の様子を描いたイラストです。

 

 

子どもたちが、それぞれの教科書を使って自由に勉強したり…

ときには遊んだりしています。

指導する大人(教員?)も複数居るのがわかります。

 

明治時代にはじまった、子どもたちが同じ方向を向いて先生の話を聴く学校のスタイルとは全く違う、自由でそれぞれの子どもに最適な学びを提供する…

 

文科省が目指そうとしている「新しい時代の学校」に近いような気がするんです。

 

国立市の、これからの教育に役立つかもしれませんね(^_-)-☆

 

くにたち郷土文化館の企画展「くにたちの小学校」は12月10日まで。

入場も観覧も無料なので、ぜひ遊びに来てくださいね。