市役所職員と議員を対象に…
5月から月イチで開催されている「健康まちづくり戦略勉強会」
5回目となる今回は、聖路加国際大学大学院看護学研究科看護情報学分野教授の中山和弘先生を講師にお迎えして…
「ヘルスリテラシー 一人ひとりが自分らしく生きる力」と題した講義をしていただきました。
明るく楽しい講義をしてくださる中山先生。
私が学生だったら、ぜったい先生の講義を取っちゃうなぁ(笑)
「リテラシー」とは、「読解記述力」
「適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する」という意味で用いられることが多く…
例えば「金融リテラシー」みたいな、ちょっと難解な物事を理解するチカラを想像してしまいますが…
中山先生が広めようとされている「ヘルスリテラシー」は、自分らしく生きるための権利として、誰もが持たなくてはならない健康や医療面での意思決定に必要な基本的情報を、得ること、理解すること、判断すること、効果的に利用することのできる能力です。
こんな風に書くと、やっぱり難しく感じてしまうかもしれませんが…(^^;)
勉強会では、誰もが「ヘルスリテラシー」を身につけ、活用できる簡単なコツも教えていただきました。
その一つが…
「か・ち・も・な・い」の5文字で覚える情報の評価です。
か:書いたのは誰か?
ち:違う情報と比べたか?
も:元ネタは何か?
な:何のための情報か?
い:いつの情報か?
例えば…
ネットに溢れる様々な情報も、この5項目をしっかり精査すれば、正しい情報かどうかが分かります。(試してみてね!)
この「か・ち・も・な・い」については、中山先生がYouTubeに動画を上げているので、ぜひご覧ください。
そして、その情報を判断して自分自身の意思決定に役立てることが重要です。
そもそも「意思決定」とは、2つ以上の選択肢から1つを選ぶこと。
その情報を評価し、意思決定に役立てるための5つの方法が…
「お・ち・た・か・」
お:オプション 選択肢が全てそろっているか?
ち:長所 各選択肢の「長所」を知る
た:短所 各選択肢の「短所」を知る
か:価値観 自分にとっての価値を明確にする
この手法を覚えておくことで、自分で何かを決定するときに、より正しい選択ができるかもしれません。
こちらも、YouTubeに動画が上っているのでぜひご覧ください。
最後にご紹介のあった中山先生のご著書
『これからのヘルスリテラシー 健康を決める力』
橋本室長が、「内容が多過ぎて文字が小さい」ことを強調されていたので(笑)、kindleの電子書籍で購入させていただきました。
たしかに、小さい文字がギッシリ~ヽ(*'0'*)ツ
(僕が知ってることは全部書いた by中山先生)
でも安心してください。
電子書籍なら文字を大きくして読めるので、お年頃の私でもだいじょうぶ(*^^*)
そして、意思決定のたいせつさは…
この書の冒頭、「はじめに」に書かれている「ミミズの煎じ薬の話」を読めば腑に落ちます(笑)
中山先生、やっぱり上手いなぁ…
中山先生のYouTubeチャンネルもお奨めです!!!
それでは、また!