今日は、芸小ホールで「南武線連続立体交差化事業」の説明会がありました。
2013年に中央線の連続立体交差事業が完了し…
JR国立駅の周辺は大きく変わりました。
国立市を走るもう1本の路線「南武線」は、重要な市民の足でありながら…
南部地域からのアクセスを妨げる大きな要因にもなっていました。
さらに…
青柳踏切など「開かずの踏切」があることで、緊急自動車の通行を阻んだり、事故に繋がる危険性を孕む懸念もありました。
市民からの要望もあり、議会でも何度も取り上げられ…
東京都と鉄道事業者と自治体が一丸となって、この課題に取り組むこととなったのです。
市民の関心はかなり高いようで、開場になったとたんにどんどん席が埋まり…
芸小ホールはあっという間に満席ヽ(*'0'*)ツ
詳細をお伝えしたいのですが、会場は撮影禁止だったので…
東京都の資料を抜粋して、概要をお知らせしますね。
工事が計画されているのは「谷保駅」から「立川駅」までの区間です。
現在の谷保駅から立川駅の状況ですが…
21ヶ所の踏切があり、そのうち青柳踏切と向郷踏切は「開かずの踏切」です。
この区間を立体交差する予定なのですが…
先ずは、「高架方式」と「地下方式」が検討されました。
地形的にはどちらも工事可能ですが…
踏切の除去数や、事業費をみると「高架方式」が優位。
ということで「高架方式」が選定されています。
(※あくまで素案ですが…)
その「高架方式」で行う場合の概要です。
赤い○のついた17ヶ所の踏切が高架化され…
水色の○がついた踏切は「廃止」の予定。
黒い○のついた2ヶ所の踏切は現状のままになりそうです。
つまり…
「谷保駅」は高架にならず、今のままということ(^^;)
実は、谷保駅の東側にあたる府中市を通る南武線が地下にあるため、谷保駅を高架にすると急坂になってしまい…貨物列車が通れないのだそうです。
谷保駅の隣りの天神前踏切を最も使う私としては、なんとも残念!(;;)
さらに…
「坂下第二踏切」と「昇松踏切」は、高さ制限のある通行になるようです。
それでも、国立市の担当課長は…
「救急車などが通れる高さは確保したいと思っています」と、質疑に答えていらっしゃいました。
谷保駅の周辺で緊急自動車が通れないとなると、高架化の価値は半減します!
なんとしても、高さを死守してくださいね。
それから…
防音壁が低い位置にできるので、ただの灰色の壁が聳え立つのはちょっとイヤだなぁ
くにたちらしいアーティステックな壁面になるよう、今から考えておいてくださいね。
そして…
国立市民として気になるのは、高架化される「矢川駅」の今後です。
実は矢川駅には様々な課題がありました。
・狭くて一般車が入りにくい駅前スペース
・横断歩道の上に止まっている路線バス
・バスが止まることで起きてしまう矢川通りの渋滞
・歩行者が歩きにくい歩行空間
・駅南側の狭隘道路
他にも、せっかく「矢川プラス」ができたのに駐車場が無いという問題など…
もしかしたら、駅の高架化によって解決できるかもしれませんね。
今後のスケジュールですが…
本日開催されたのが「都市計画素案の説明会」
ここから、先ずは「都市計画決定」までもっていかなくてはなりません。
(※そこまでが、およそ3年くらい)
実際に工事の着工となるまでには、相当な時間が掛かりそうです。
今後も説明会が各地で開催される予定ですが…
東京都都市整備局のWebサイトに、今日の説明会動画がUPされていますので、こちらもご活用ください。
南武線が高架化されて…
南部地域への回遊がスムーズになるといいなぁ。
できれば、私が歩けるうちにお願いしたいです(^_-)-☆
けっきょく超満員の会場になったので、久しぶりのマスク姿(^^;)