昨日、くにたちのギャラリービブリオで開催されたのは…
『幻想と怪奇の夕べ 新・剪灯新話 ー歌と詩と絵画とー』
くにたちにお住まいの詩人で文筆家の生野毅さんと…
ビブリオのミューズのひとり、シンガーソングライターのYO-ENさん…
そして現代アートの表現者・黒須信雄さん…
3人のアーティストがコラボする、一夜限りのパフォーマンスです。
第1部は、生野さんの朗読…というより語りの世界。
ご自身が経験されたリアルなお話を、冥界の案内人さながらに観客に語りかけて行きます。
第2部は、私の大好きなYO-ENさんのライブ。
この日の企画に合わせて…
「怖い」をテーマにしたセットリスト。
数日前まで体調を崩されていたので心配だったのですが…
いつもより少しだけハスキーな歌声が、むしろこの夜に合わせたかのように
怪しく…
せつなく…
物悲しく…
観客を幻想の世界に誘っていました。
開演前から壁に貼られた大きな模造紙に筆を走らせていた黒須さん。
お二人のパフォーマンスがはじまると…
その絵は、命が吹き込まれたようにどんどん進化して行きました。
3人のアーティストのコラボとは、こういうことなんですね。
外は茹だるような暑さだったけど…
ビブリオの会場だけが、世界から切り離された異空間になった夜。
私の中のパフォーマンス魂が…
またしても刺激された特別な時間になりました。
いつかビブリオで演じてみたいなぁ…。