今日は、「たましんRISURUホール」で開催された上映会に行ってきました。
実は…
10時30分開演の『われ弱ければ 矢嶋楫子伝』を観る予定だったのですが…
私が持っていた、上のチラシの時間が誤植だったらしく…
10時30分の回は『筆子 その愛〜天使のピアノ』
「しまった〜(>_<)」
たいへん申しわけありません
こちらのブログでも、誤った時間をお知らせしてしまいました。
ごめんなさいm(_ _)m
どうしようかなぁ、と戸惑いつつも…
山田監督にはご挨拶だけでもさせていただこうと。
すると監督が…
「来てくださったのね」
「はい」
「今は市議会議員になられたんでしょう」
「はい、国立市の…」
「私はね、世界中の国会議員はみんな女性がなればいいと思ってるの。だって、子どもを守り家族を守って生きてる女性たちは戦争したいなんて思わないでしょう。この世界から戦争を無くすには、女性たちが政治をやればいいのよね」
「たしかに、そうかもしれませんね」
91歳になられる山田火砂子監督は、13歳の時に戦争を経験されています。
最も多感な年頃であったろう13歳の少女の脳裏には、戦争の傷跡がくっきりと残り、二度と犯してはいけない過ちが繰り返されないようにと願いを込めて…
代表を務める「現代ぷろだくしょん」では戦争や平和をテーマにした数々の作品を世に送り出しています。
そして、もう一つの山田監督のテーマは「社会的弱者を世の光」にすること。
女性や障害児に「光を当てる」のではなく…
女性や障害児こそ「世の中を照らす光となる」と、彼らを主人公に映画を撮り続けているんです。
山田監督が理想とするのは、障害者と健常者が区別されることなくともに生活する社会。ノーマライゼーションの実現です。
これは、国立市が目指そうとしている「まちづくり」と同じですよね。
上映前に、監督とたっぷりお話をすることができました。
さらに…
間違えて『筆子 その愛〜天使のピアノ』の回に来てしまった私を紹介してくださり
舞台でお話する機会までいただきました。
会場のみなさんと心がひとつになる、貴重で幸せなひととき
『筆子 その愛〜天使のピアノ』は、もう何度も繰り返し観ているはずなのに…
特別支援教育を守るために闘う今現在の自分の立場で観てみると…
改めて思いを深くすることができました。
しょうがいを持つ子どもたちが学ぶ機会を得ることになった最初の一歩でもある…
滝乃川学園が舞台となるこの映画を、再び国立市で上映していただきたいです。
個人視聴用のDVD『筆子 その愛〜天使のピアノ』は、現代ぷろだくしょんのオフィシャルショップで購入できます。
山田火砂子監督は、この8月から次回作の撮影に入るそうです。
91歳の「映画を武器に闘う」女流監督の情熱に触れ…
私自身の心にも新たな種火が灯った、今日の上映会なのでした。