国立市議会定例会の6日目。
議員20名の一般質問の最終日です。
今回の質問で多かった質問のひとつが「給食費の無償化」問題。
食材費などが高騰するなか…
国立市は、給食の食材の値上がり分などを保護者に負担させないよう、「学校給食費物価高騰対応補助金」として950万円の新年度予算を計上しました。
ただ…
この物価高騰はいつまで続くか分からず…
来年度も同様の予算を組めるかどうかも分かりません。
家計そのものが苦しくなっている状況で…
そもそも義務教育の給食費は「学校教育の一環だ」として、無償化するように…
との声が上っていました。
ただ…
国立市が独自に給食費を無償化しようとすれば、2億5000万円の予算が必要です。
予算総額300億円の国立市が、ただでさえギリギリの予算の中から、さらに2億5000万円をたたき出すのは至難の技(;;)
同様の理由で、東京でも市町村部では無償化している自治体はありません。
東京23区では、葛飾区、中央区、台東区、品川区、世田谷区、北区、荒川区が実施。
中学校のみの実施が、足立区。
今後導入を予定しているのが、江東区:杉並区。
検討中が、江戸川区、中野区、豊島区。
他の10区は導入の予定がありません。
国立市よりずっと潤っているはずの区部でさえ実施できずにいる給食費の無償化。
先日書いた子どもの医療費も同様ですが…
たまたま住んでいる地域によって、子育てにお金が掛かったり掛からなかったりするのはおかしいと思うのです。
日本の未来を担う子どもの命や健康に関わる政策は、国が率先して行うべき!
異次元の少子化対策が、子どもを産むことへのインセンティブばかりになっているのはとても残念です。
もっともっと教育にお金を掛けていただきたいのです。
子育てをした方はリアルに感じていると思うのですが、いちばんお金が掛かるのはやっぱり「教育費」
公立校に行ってても、制服や教材費や塾代や習い事代…
ただ普通に子どもを育てようとするだけで、お金は飛ぶように掛かります(^^;)
どうか…
日本中のどこに住んでいても、子どもが安心して給食を食べられるように、国の政策で義務教育期間の給食費無償化を実現してください!!!
・医療費の無償化
・給食費の無償化
・義務教育の完全無償化
これだけは、国の財源(チカラ)で行ってください。
日本中の全ての子どもが、健康に、平等に、適切な学びを得られますように。