国立稲門会の主催で「ウクライナを知る講演会」が開催されました。

 

 

コロナの感染拡大が収まらないなか…

通常の半分の定員で参加者を募集したところ、すぐに予約で満席になった会場。

 

ウクライナへの関心の高さがよく分かります。

 

 

今回、講演をしてくださったのは…

一橋大学の修士1年生のヤンナさんと、そのお母さまであるウリアナさん。

 

2月24日のロシアによるウクライナ侵攻が発生すると…

心配で居ても立ってもいられず、すぐに日本に来るよう連絡されたそうです。

 

キーウから日本への渡航はもちろん簡単なものではなく…

イギリスを経由し、一ヶ月近くかかってようやく来日できたとのこと。

 

 

今は、ウクライナに残って、戦争の影響を受けたウクライナの人々の生活を復興することを目的とした慈善団体を立ち上げて活動をしているお父様と離れ、東京都下で生活をされています。

 

今日の講演では、戦争が無かったころの美しいウクライナの話や…

日本でも馴染の深いウクライナ料理(実は、ボルシチやロールキャベツはウクライナ料理なのだそうです)のお話をたくさん聴かせていただきました。

 

そうそう。

ウクライナの国旗の青と黄色はウクライナの青空と小麦畑だったんですね(*^^*)

 

 

さらに…

日本との深い関係について。

 

 

もともと北海道の稚内とウクライナ南部は緯度が同じ。

日本と同様に四季もあり、国民性も似ているところがあるとのことでした。

 

驚いたのは、子どものころから学校で日本について学んでいるというお話。

 

明治維新などの歴史はもちろん、川端康成の小説などを学ぶ時間もあり…

ウクライナの人々にとって、日本は身近に感じる国なのだそうです。

 

キーウには「京都公園」があり、桜も咲く日本庭園風の美しい公園なのだとか。

ヤンナさんの可愛らしい写真と共に紹介していただきました(*^^*)

 

 

日本の学校でも、もっともっとウクライナについて学ぶ機会があるといいですね。

 

   クローバー クローバー クローバー 

 

講演の途中で、何度かウリアナさんが歌を披露してくださいました。

 

 

ヤンナさんが訳した歌詞とウリアナさんの表現力豊かな歌で、ウクライナの深い悲しみが伝わってきます(;;)

 

そして…

講演の最後は、ウクライナ国歌の披露です。

 

 

鈴木幹事のフルート演奏と、ウリアナさんたちの歌唱に合わせ…

会場からも小さな歌声が聞こえてきました。

 

胸が熱くなるひととき…

 

主催した立場ではありますが…

ほんとうに素晴らしい講演会でした。

 

あ、書き忘れましたが、私はいつものように司会です(^^;)

 

 

同じ舞台の上で、お二人の話を聴くことができたのはラッキーでした。

私ももっとウクライナのことを勉強したいなぁ。

 

ウリアナさん、ヤンナさん、ありがとうございましたハート

 

 

参加費としてお預かりしたお金は、お二人を通して「オシャヤニ・スビトゥロム」にご寄付させていただきます。

 

「オシャヤニ・スビトゥロム」とは「光に照らされし者」ということ。

 

・信じること

・愛すること

・希望をもつこと

 

ウクライナの人々がたいせつにしているこの3つの言葉が、世界中の全ての人たちに共有されることを祈っています。