くにたち福祉会館1階の「喫茶わかば」で開催された「くにボラカフェ」

 

 

ボランティアセンター主催で行われた、その記念すべき第1回目は…

いろいろ気になる「災害時のトイレのはなし」

 

講師は、ニッポー設備株式会社の田中友統代表です。

 

 

東日本大震災や熊本地震のときに「災害支援隊」として被災地での支援活動を行った田中さん。

そのボランティアの経験の中で学んだ発災時や避難所での様々なリアルを、アドバイスとともに、お話してくださいました。

 

大規模な災害が起きたとき、もっとも困るのが実はトイレの問題。

食べるのは我慢できても、トイレは我慢することができません。

 

しかし停電が続いたり水道が止まれば、トイレはすぐに使えなくなってしまいます。

しかも、仮設トイレができるなど公的な支援はどうしても遅れがち…

 

先ずは、自宅に携帯トイレを常備してイザと言うときに備えることがたいせつです。

(非常用トイレを備蓄している家庭は、まだ2割くらいなのだそうです)

 

我が家でも災害用携帯トイレを常備していますが…

果たして、どれくらい用意しておけばよいのでしょう?

 

田中さんがおっしゃるには…

通常1日5回くらいトイレに行く人は、その一週間分。

つまり、ひとり35回分はストックするのがよいそうです。

 

二人家族なら70個。

四人家族なら140個くらいあると安心ですね。

 

Amazonなどネットでも購入できるので、ぜひ備蓄しておきましょう!

 

 

他にも…

マンホールトイレの課題(夏の暑さ、害虫、汚れ、テントの仕様など…)

避難所で、女性や子どもが夜間のトイレに行く困難さ。

下水道が被災したときの対応。

複合災害が起きたときのトイレ対策。

 

マンホールトイレの組立や設置の仕方など…

イザと言うときのために、知っておきたい情報もたくさんありましたよ。

 

田中社長!

貴重なお話を、ありがとうございました。

 

マンションの防災訓練などでもお話していただきたいなぁ。