東京都は、「首都直下地震等による東京の被害想定」を10年ぶりに見直し…

東京都防災会議の地震部会において検討を進めてきた結果を、本日発表しました。

 

基礎自治体による働きかけなどが功を奏し、この10年で住宅の耐震化や不燃化など、安全・安心なまちづくりへの取り組みが着実に進んできました。

 

ただ一方、高齢化の進行や単身世帯の増加など都内の人口構造や世帯構成が変化していることなど、防災の前提条件を見直す必要もでてきたようです。

 

新たな東京の被害想定の対象とされた地震は以下になりますが…

プレート内地震は都内のどこでも起こり得るため、震源は特定できません。

 

 

先ず、現在想定されているもっとも発生確率が高いと思われる「都心南部直下地震」

 

 

地震の規模はマグニチュード7.3

(発生確率は今後30年以内に70%)

 

東京の東部での被害が大きく、また首都中枢機能への影響や交通網などへの被害が大きくなることも予想されます。

※国立市は、震度5強程度と推定されます。

 

ほぼ同様の確率とクラスの「多摩東部直下地震」

 

 

地震の規模はマグニチュード7.3

(発生確率は今後30年以内に70%)

 

多摩地域に大きな被害を及ぼす恐れのある地震として警戒されています。

 

※国立市の震度は6弱〜6強程度の予想です。

 

 

そして…

発生確率はとても低いと思われる「立川断層帯地震」

 

 

地震の規模はマグニチュード7.4

(発生確率は今後30年以内に0.5〜2%)

 

そもそも活断層ではないという見解もありますが…

起こったときには国立市のダメージは大きいので注意が必要です。

 

 

地震は防ぎようのない災害ですが…

日頃の備えとその日の行動によって、被害を少なく留めることは可能です。

 

とくに地震の際の出火を抑えることが被害の軽減に繋がります!!!

 

 

地震が来ることをただ恐れるのではなく…

 

「地震が来てもだいじょうぶ!!!」と言える準備と心構えをもつことが、たいせつななのかもしれんません。

 

とくに、耐震化された丈夫な建物なら、地震などの災害時も(出火さえなければ)自宅で避難するという考え方も重要です。

 

・地震が来たときに安全に逃げ込める部屋を決めておきましょう。

 (※逃げ込むときはドアを開けたままにしておきましょう)

・家族が一定期間(3日間〜7日間くらい)過ごせる食料備蓄をしておきましょう。

・飲料水と生活用水の備蓄があると安心です。

・水を使わない簡易トイレの装備もしておきましょう。

・電気が止まったときのシミュレーションをしておきましょう。

・情報を得るためにもスマホやタブレットを充電する機器を備えましょう。

・ソーラー電池のランタンなどがあると便利です。

・乾電池などの予備も準備しておきましょう。

 

自宅避難に何が必要か…

ご家族で話し合ってみるのもよいかもしれません。

 

東京都防災会議の資料はコチラです。

参考にしてくださいね。