4月23日に発表された新型コロナの新規感染者数は、全国で4万3966人。

前週の土曜日よりは減少していますが、それでもたいへん大きな数字です。

 

新たに死亡が発表された方は、34人。

死亡者数の累計は、29,293人となりました。

 

国立市内でも20人〜50人ほどの新規の感染者が毎日報告されています。

 

感染者数は高止まりをしていますが…

この4月になってから、自宅待機者や自宅療養者への対応が少し変化しています。

 

先日、市民の方から…

「自宅療養になり、生活支援の物資をいただこうと自宅療養支援室に問い合わせたのだけど、支援物資は断られ東京都の窓口を紹介されました」

という、お声をいただきました。

 

また…

「3月に支援物資を支給された方は、国立市からも東京都からもたくさんの生活用品をいただけたのに、今月コロナに罹った人は、市からの支給が無いみたい」

というお声も。

 

同じような状況でコロナに感染して自宅療養になったのに…

先月と今月で対応が異なるとなると、たしかにモヤモヤしますよね(^^;)

 

そこで…

自宅療養支援室の現在の状況と取り組みについて、担当の部長さんに伺ってみました。

 

 

新型コロナウイルスの感染が急増した昨年8月。

 

第5波と云われたこの感染拡大は、入院患者の受へ入れが困難になるほどのすさまじさで、自宅待機や自宅療養を余儀なくされるひとの数を激増させました。

(8月の後半には、東京都で自宅療養や入院先を調整中の人が4万人に達しました)

 

保健所だけでは対応しきれない自宅待機者の健康相談に応じたり、東京都からなかなか届かない支援物資を補完するために、国立市では独自の自宅療養支援室を立ち上げ、対応してきました。

 

その後、ワクチン接種が進み、また「まん延防止等重点措置」などの感染対策の効果もあり、昨年末には感染者数も落ち着いていたところだったのですが…

 

オミクロン株の流行で、再び感染者数は急増!

今年2月2日には、ついに1日2万人を超える新規感染者が発生する大きな波が来てしまいました。

 

この新たな感染者の急増で、東京都からの支援物資はまた滞るようになってしまったそうです。

 

 

ただ、3月後半あたりから感染者の増え方はやや落ち着きを取り戻し(数としてはかなり多いですが)、東京都の支援物資も申請すると翌日には届くようになりました。

 

自宅療養サポートセンター(うちさぽ東京)に申請すると、ひとりにつき段ボール3箱分(水を含む)の生活物資が届きます。

 

もともと、国立市の自宅療養支援は東京都の事業を補完するカタチで行われていたので、「自宅療養支援室」の職員さんたちも、ようやく本来の業務に戻れるようになったかもしれません。

 

今後は、最もたいへんだった物資の買い出し(近隣のスーパーまで職員さんが走っていました)や箱詰めの作業を国立市社会福祉協議会に委託して、健康観察や相談事業などを中心に活動を続けるそうです。

 

国立市社会福祉協議会では、2種類くらいのパッケージ化した支援物資パックをつくり、必要な方のご意向にそって届けてくれることになりました。

こちらも東京都の補完事業になりますが、都からの支援がない自宅待機をしている濃厚接触の方なども対象です。

 

また、紙おむつや粉ミルク、離乳食、生理用品などは、東京都の支援物資にも社協のパッケージにも入っていないので、国立市に相談すれば、別途届けていただけるそうです。

 

 

感染者の急増が収まったことで、国立市の「自宅療養支援室」は、3月までとは少し異なる対応になっています。

 

市民の方からは「以前と対応が変わった」などのご意見をいただき、私もちょっと心配になったのですが…

 

どうやら「東京都の支援が遅滞なく届くようになったので、本来のカタチに戻った」というのが真相のようです(^^;)

 

それでも、困っている方に手を差し伸べるのが基礎自治体の責務です。

お困りの際には、遠慮なくご連絡くださいね。



☆国立市自宅療養支援室の詳細はコチラのページに載っています。

 

☆東京都の自宅療養サポートセンター(うちさぽ東京)はコチラです。