コロナ禍で、国立市の予算が厳しいなか…
令和2年と3年の2年間は、国立市議会議員の政務活動費を、新型コロナ対策基金に繰り入れてきました。
月額1万円の政務活動費でしたが、使えないことでの葛藤は大きかったようで…
意識はしていなかったけど…
やはり高額な本は、なかなか買うことができませんでした。
(情けないけど…)
そしてこの4月…
再び政務活動費が使えるようになりました。
(ありがとうございます)
真っ先に使ったのは、やはり資料代(*^^*)
議会が終わって少し余裕のできるこの時期は、自分自身の知見を深めるチャンスなので、読みたかった本を纏めて購入させていただきました。
『生活保護解体論』岩田正美 著
今、もっとも関心を持って取り組んでいるのが、子どもの貧困や若者の貧困です。
さらに掘り下げて…社会保障や生活保護についても勉強中。
「そもそも日本の社会保障の仕組みや貧困対策って現状のままで良いのでしょうか」と、質問を投げ掛けた市役所の担当課長にお薦めされたのがこの1冊でした。
日本の社会保障は、厚生年金に加入しているサラリーマン世帯を基準に構築されています。
日本の年金は、老齢年金と厚生年金の2つに加入していることで、老後に生活できるレベルの年金を受け取れる仕組みになっています。
ですから、厚生年金が無い自営業者や個人事業主は、国民年金を満額払っても、月額6万5000円ほどの老齢年金しかもらえません。
実は、私たちのような地方議員や芸能人(個人事業主)も同様です。
月額6万5000円の年金では、(東京では)家賃を払うだけでせいいっぱい。
通常の生活ができる金額とは言えないのが現状です。
非正規で働く人が増えている昨今…
これまでの社会保障の制度では、多くの人が老後に生活保護の対象となるのでは…?
そんな恐れを抱きながら…
この本を読みはじめました。
政務活動費は、やっぱりありがたいです!
しっかり勉強させていただきますね。