「暮らしのアートギャラリーもえぎ」で開催中の展示会に行ってきました。

 

 

「木と、草と、花で、~児玉谷広子 甲斐絹スカーフを染める~」

 

テキスタイルデザイナーの児玉谷広子さんが、山梨の伝統絹織物「甲斐絹」を植物で染め上げたスカーフの作品展です。

 

 

甲斐絹(かいき)は、山梨の郡内地域の特産品です。

 

子どものころ…

山梨の祖母の実家に泊まると、いつも聞こえていた「お蚕さん」の音。

ザアザアと、いつまでも降り止まない雨のような音を聞きながら、眠れぬ夜を過ごしたことを思い出しました。

 

 

柔らかで肌触りのよい日本製のシルクスカーフが、児玉谷さんの繊細な感覚で、艶やかで美しい色に染められていました。

 

 

1枚1枚がオリジナル。

微妙に異なる色に染まっているので、選ぶのが楽しいです。

 

例えば…

紅花で染めた「今様色(いまよういろ)」

平安時代の流行色で、コーラルを帯びた濃いピンク色です。

 

 

こちらも紅花で染めていますが、優しいピンクの「桜色」

 

 

そして、紅花に白を合わせた「雪の下」

 

 

さらに、紅花と「きはだ」をグラデーションで染めた「撫子」

 

 

眺めていると、ついつい時間を忘れてしまうほど…

 

 

とても素敵な作品展でした。

 

で…私も1枚購入させていただきました。

 

大好きなコーラルピンク。

あ、「今様色」でした(*^^*)

 

もえぎオーナーの田中登志子さんと、デザイナーの児玉谷広子さんと…

 

 

シルクのスカーフは、1枚持っているととても便利!

春の装いが楽しくなりそうです。

 

 

「木と、草と、花で、~児玉谷広子 甲斐絹スカーフを染める~」は…

「暮らしのアートギャラリーもえぎ」で、3月13日(日)までの開催しています。

 

ぎりぎりのお知らせになってしまいましたが、ぜひ足を運んでみてください。