新型コロナウイルスの1日あたりの新規感染者が、全国で10万人を超えたとの報道がありました。
これまでの感染者の総数は、ついに300万人を超えました。
ただ世の中では「オミクロン株は重症化しないから…」とか、「インフルエンザの方が死亡者数が大きいし…」などと、少し甘く考えているような風潮もあるようです。
たしかに、デルタ株が主流だった第5派に比べると…
・60歳以上の重症化率は、(デルタ株)5.0%から(オミクロン株)1.45%と低下
・60歳以上の致死率も、(デルタ株)2.5%から(オミクロン株)0.96%と低下
※アドバイザリーボードで示された数値です
ただし…
ワクチン未接種の人を対象とする調査では…
・60歳以上の重症化率(オミクロン株)5.05%
・60歳以上の致死率(オミクロン株)4.04%
と、オミクロン株であっても大幅に高くなっているそうです。
※毎日新聞の記事より
つまり…
重症化率や致死率が低いというより、多くの方がワクチン接種を受けたことで、最悪の事態を防げていると考えた方が良さそうです。
やはり、今回のウイルスにはワクチン接種が大事!!!ということで…
国立市は、3回目の追加接種を前倒して行っています。
体育館での集団接種は2月3日からですが、市内医療機関では2月1日から実施。
すでに接種されたとのご報告もいただきました。
接種券がお手元に届けばいつでも予約できます。
※モデルナ社の枠は空いている日も多いそうなので狙い目だそうです。
「mRNAワクチン」についてご質問を受けることが多いので…
今日はかんたんに説明させていただきますね。
※あくまで素人が勉強して得た知識レベルの解説なのでご容赦ください(^^;)
免疫は体内に侵入した病原体を異物(自分以外のもの)として認識し排除することで、自分の身体を正常に保つという大切な働きのこと。
その免疫を効率良く働かせるのがワクチン接種の目的です。
中でもmRNAワクチンは、標的とするウイルスの設計図のようなものを注射して樹状細胞などに取り込ませ、ウイルスと闘うキラーT細胞や、抗体を生産するB細胞、そこに指令を出すヘルパーT細胞などの活性化を誘発する仕組みなのです。
イラストにすると、こんな感じ。
本来、自分自身が持っている闘うための細胞を効果的に働かせるのがワクチンです。
疑似的なウイルス感染(毒素はありません)で誘発するので…
もともとの細胞が若くて元気な若者は、副反応も大きく出ると言われています。
逆に細胞が老化していると副反応はほとんど出ませんが、2回の接種では闘うチカラがやや不十分なのかもしれません。
ワクチン接種は強制されるべきものではありません。
あくまで個人の意思で選択してください。
また、ワクチン未接種の方への差別もあってはならないと思っています。
ただね…。
ネットに流れる誤った情報を根拠に、接種の機会が失われるのは悲しいことです。
情報はよくよく精査して受け取ってくださいね。
☆国立市でも感染者は増えつづけています。
発熱や不安な症状があったら、まずは保健センターにご連絡ください。
☎ 042-572-6111
(午後の時間帯は、比較的電話が繋がりやすいそうです)
☆新型コロナに感染して自宅で療養されている方の支援は、自宅療養支援室です。
※濃厚接触者で自宅待機されている方
※医師の判断で陽性とみなされ、自宅療養されている方(みなし陽性者)
なども含みます。
☎ 042-576-2111(代)
※「自宅療養支援室(じたくりょうようしえんしつ)」とお伝えください
☆時間外でお困りのかたは…
「自宅療養サポートセンター(うちさぽ東京)」までご連絡を!
☎ 0120-670-440 (24時間受付、11ヶ国語対応)
※インターネットでの申請にも対応しています