決算特別委員会の最終日は「特別会計」の審議です。
特別会計とは、地方公共団体の会計で目的別に独立して経理が行われる会計のこと。
国立市の特別会計は…
「国民健康保険特別会計」「介護保険特別会計」「後期高齢者保健特別会計」と、「下水道事業特別会計」の4つです。
長寿社会の日本…。
後期高齢者へと移行して行く人が増え、年々被保険者が減少する国民健康保険の歳入も減る一方で…
もはや独立した会計では採算が成りたたなくなっています。
(赤字の分を一般会計からの繰入金で補っているのが実態です)
そこで、安定した保険運営を行うために、平成30年から国民健康保険制度は市町村単位から、都道府県単位の広域化で運営するようになりました。
安定はしますが…
国立市のように一人あたりの所得金額が高く、医療費が比較的低い自治体は、納付金の支払い能力が高い保険者(市)となり、広域化での負担が重くなってしまいます。
優秀な分だけ負担が重いというのは…ちょっと理不尽な気もしますよね(^^;)
ただし、収納率も多摩地区では今年もトップなので、その分のインセンティブは補助金としてしっかりいただいているようです。
それにしても決算資料を見ながら思うのは…
介護保険も後期高齢者医療保険も、人生100年時代に突入した日本では、根本から考え直さないといつか立ち行かなくなるのでは…という懸念。
新しい内閣は、ここに気付いてくださるかしら…
増税などという陳腐な方策ではなく、よい案を出してくれるといいなぁ。
国政はさておき…
審議の中で、国立市の行政運営については素晴らしい成果を聞くことができました。
先ず、コロナ禍での介護保険サービスについて。
刻々と変わる情勢変化の中で、166通にも及ぶ厚労省からの事務連絡を市内各所の事業所へ伝達して、適切な指導や対応が行われたこと。
また、市内事業所を一度も閉鎖することなく、介護サービスを提供しつづけたこと。
「ライフラインとしての介護保険サービス」を守ることができたのは、ほんとうに良かったです。
次に、国立市で先進的に進めている地域包括推進事業について。
担当課が課題として重要視したのは「孤立を防ぐこと」
そのために、介護予防を止めることなく繋がりを持つ取組を提供しつづけました。
外出自粛で顔が見えなくなった方たちには、介護予防のチラシを配ったり、励ましの手紙を送ったり、電話をかけて声を聴く、話を聴くことを続けました。
その結果、フレイル予防の自主グループができるなど良い結果に繋がったそうです。
また、早い段階から多職種で定期的な話し合いを持つなど、コロナ禍での医療と介護の連携を深めて行きました。
その結果が、医療連携のある「自宅療養者支援室事業」にも活きたのだと思います。
担当課の熱い答弁を聴きながら…
このまちに住む幸せを、改めて感じた決算特別委員会でした(*^^*)
いっぱい頭を使ったので(笑)、休憩時間のおやつはコレ!
脳の疲労回復に効果があると云われている、黒糖クルミです*\(^o^)/*
上品な甘さと美味しさで、心まで癒されました
さて…
今日の纏めが終わったら、今夜は少しのんびり過ごしましょうか。
こんなとき、お酒を呑めると気分いいんだろうなぁ…(笑)