本日、3月26日(金)をもって、フジテレビの朝の情報番組『情報プレゼンター とくダネ!』が終了しました(;;)

 

実に、22年間5,646回に渡る放送回数だったそうです。

 

ほんとうは、違うネタでブログを書くつもりだったのですが…

 

『とくダネ!』の最終回を見た友人から電話で、今夜は『とくダネ!』のことを書いてとオーダーされたので(笑)、もう20年も前のことになりますが、少しだけココに残しておきますね。

 

1月14日のブログにも書きましたが、私は前番組の『おはよう!ナイスデイ』のコメンテーターとして出演していたのですが、大幅リニューアルが決まって、『とくダネ!』に変わるときに、水曜日・木曜日・金曜日と、週3日のレギュラーコメンテーターを務めることになりました。

 

毎朝3時起きでお台場まで通う日々は、生活のリズムを合わせるのがたいへんだったけど、スタジオで繰り広げられる生放送の張りつめた空気が大好きで、24時間介護の日常に、一定のくぎりをつける時間でもありました。

 

小倉さんのMCはほんとうに素晴らしく、コメントしたいところで必ず振ってくれる勘の良さや、出演者への見事な気遣いに、常に助けられていた気がします。

 

 

小倉さんが勉強熱心だという話は以前にも書きましたが、今日は小倉さんの素顔についての小さなエピソードをご紹介しますね。

 

番組でスタッフや出演者に厳しいというような報道がありましたが、全くのデマ!!!
(少なくとも私が関わった半年間は、そんな事実は全くありませんでした)
 

誰に対しても紳士的で、むしろ「もっと本音を出してくれればいいのに…」とこちらが思うくらい、打ち合わせやオフの時間も、にこやかで物静かな笑顔は変わりませんでした。

 

ある日の出来事。

 

講演のお仕事で北海道からの帰りの飛行機に乗り込み、少しくつろいでいると…

後ろの方で、会社員風の男性が機内で知り合いを見つけたのか、人目も憚らず出す大きな声が聞こえてきました。

 

久しぶりに会った知人と話をしたいのか、その知人の隣に座っている紳士に声を掛けました。

「そこの席、変わってもらえませんか?」

 

でもその席は、プレミアムシートの窓際(その機内でいちばん良い席)です。

 

声を掛けた方の男性の席は、通路に挟まれた補助席みたいなちょっとチープな席。

 

私だったらお断りしちゃうなぁ…なんて思っていたのに、その紳士は躊躇うことなく「いいですよ、どうぞ」と譲ってしまったのです。

 

親切な人もいるものだと、ちょっと興味を持ってその紳士の顔を見ると…

 

なんと、小倉さんではないですか!!!

オーラを消して本を読んでいるので、誰も気付きません(^^;)

 

席を譲ってもらった男性も、全く気付かず涼しい顔で窓際の席に座っています。

 

なんだかちょっと腹が立って、少し大きめの声で「小倉さ〜ん」と声を掛けてしまいました(笑)

 

小倉さんは、ちょっとはにかむような笑顔で会釈を返してくれました。

 

これが、番組では堂々としたMCぶりを見せてくれるキャスターの素顔です。

 

『とくダネ!』は終わってしまったけど、この番組が残した功績は永遠です。

私自身も、この番組で多くのことを学ばせていただきました。

 

議員の仕事にも、確実に活かされていると感じています。

 

 

次の番組にも期待していますね。