よくニュースなどで「補正予算」という言葉を耳にすると思うのですが…

 

「補正予算」とは、どんなときに必要な予算なのでしょうか

 

本来の予算は、年に一回(国立市では3月の初旬に)議会の議決を経て決められます。

そう…

毎回あの分厚い資料と格闘する予算委員会を経て成立する予算です(^^;)

 

ただし、国の補助金などの変動や、新型コロナのような予期せぬ出来事がおこると、当初に編成された予算では対応しきれないことがあります。

 

そんなときに、予算の追加や変更などを行うのが「補正予算」です。

 

令和2年度は、その「補正予算」をなんと13回も組むこととなりました。

それくらい、コロナの影響は大きかったんですね。

 

 

で、昨日24日の最終本会議では…

令和2年度最後の「第13号一般会計補正予算案」に加えて「令和3年度国立市一般会計予算案」(本予算)が提出され…

 

さらに、全ての議案や陳情の審議が終わったあとで、令和3年度の「第1号一般会計補正予算案」が提出されたのです。ヽ(*'0'*)ツ

 

いつもより少し厚めの予算書には、たいせつな、たいせつな事業予算がたくさん盛り込まれていました。

 

   

 

自分自身の覚書も兼ねて、少しだけ紹介させていただきますね(*^^*)

 

高齢者施設等PCR検査充実事業補助金 21,040,000円

令和3年度からは、訪問介護などを行っている事業所も無料のPCR検査の対象になりました。
ずっと求めていたことだったので、ほんとうに良かったです。

 

子どもの居場所づくり事業補助金事業費 5,700,000円

昨年は、コロナ禍で子どもの食事を確保すべく「子ども食堂+子どもの居場所」という取組みで事業を行っていました。

令和3年度はコロナも落ち着き事業の縮小を見込んでいましたが、まだまだ必要であることが分かり、改めて事業費を組み直しました。

 

子育て世帯生活支援特別給付金事業費 39,114,000円

これは数日前に国の補正予算で決まった事業。コロナ禍で生活に困窮する低所得の子育て世帯を支援するため、子ども一人あたり一律5万円が支給される予定です。

 

ひとり親家庭等生活・体験応援事業費 15,137,000円

経済的に厳しいひとり親世帯等に、子どもの暮らしの質を上げるギフトを贈呈する事業です。

現金ではなく、体験型学習などにも使えるクーポン券を発行する予定だそうです。

 

新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費

「タクシー費用助成金」2,000,000円

移動に困難を抱える人が、ワクチンの接種会場に行くために使用したタクシーの利用費を補助する事業です。

コロナ禍でバスなどの乗り合い交通を避ける方が多いため、助成を決めました。

対象となるのは「避難行動要支援者名簿」に登録されている人ですが、申請当日に名簿に載せることもできるそうです。

※助成される金額は500円を超えた分で、上限が1,000円まで

 

新型コロナウイルスワクチン接種事業費

「会場借り上げ料」5,444,000円 

令和3年9月末まで国立市の体育館を使用するための費用です。

使用できない期間は「NHK学園」の体育館をお借りすることになったそうなので、その費用は予算に含まれないのか聞いたところ、利用者が負担する利用料以外は費用の請求はされないとのことでした。

ありがたいお話です!!!
今度、取材に行ってきますね〜*\(^o^)/*

 

中小企業支援給付事業費 40,038,000円

国でも同様の給付金事業を行っていますが、国の支援対象にならない事業者(新型コロナの影響で、売り上げが20%~50%落ちた事業者)に対して国立市が独自で行う給付金です。

一律10万円ではありますが、業種に拘わらず、小売店や卸業、サービス業まで幅広く支援するとのことでした。

 

議会活動費 △4,282,000円

令和2年に引き続き、政務活動費や視察の費用などを全て「新型コロナウイルス感染症対策基金繰入金」へ回すため、減額することが決まりました。

国立市では、市長、副市長、教育長も給与を減額して、「新型コロナウイルス感染症対策基金繰入金」に入れています。

 

新型コロナウイルス感染症対策基金繰入金の残金は195,403,000円となる予定。

国立市独自の事業で、しっかりと役立てていただきたいです。

 

 

と云うわけで、今夜は少し小難しい話になりましたが…

自分のまちの「補正予算」がどうなっているのか、この機会に調べてみるとよいかもしれませんね。

 

首長の「チカラの入れどころ」が見えるかもしれません(*^^*)