大好きなイラストレーターでフレスコ画作家の鈴蘭さん。

 

その鈴蘭さんが、今年の3月…

グループ展開催のために渡ったイタリアでロックダウンに遭い、そのまま逗留。

 

帰国するまでの3ヶ月あまり、古いアパートの地下のアトリエで描きつづけたスケッチレターが、国立のギャラリーにやってきました。

 

鈴蘭スケッチ展 『"Resta a casa お家にいよう』

 

 

会場は、もちろん「ギャラリー・ビブリオ」さん(*^^*)

 

 

3月5日にイタリア・トレノに到着した鈴蘭さんでしたが、なんとその6日後にトリノのまちはロックダウン(都市封鎖)!!!

 

イタリアで画材を揃えようと思っていたため、持っていたのは金文堂(くにたちの文具店です)で買ったシャープペンシルと七色色鉛筆。

そしてアトリエに買い置きしてあった下地剤と僅かに残っていたアクリル絵の具…

 

 

本来は絵を描く道具ではないシャーペンで描かれたスケッチは、日々を綴るように、毎日Facebookに投稿されました。

 

その最初の作品が、イタリアでは生活必需品でもある量り売り用のワインボトル。

 

 

ロックダウンで量り売りのワインも買えず、ずっと空のままだったそうです。

 

そんなまちの様子を写した貴重な写真も…

ロックダウンした直後のオープンカフェ。

 

 

ほんとうは、文字を書くだけの予定で購入したシャーペンで描いたスケッチ。

 

 

少年を描いたスケッチに添えられたキャプションには、当時の気持ちが綴られていました。

 

 

『No.6 少年の声』

「人に会えなくなり、外出している人も少なくなって、外を通る人の声もめったに聞こえてこなくなりました。
でも今日は、見知った、あの子の声がアトリエに聞こえてきたので、お顔を思い出したくて、描き出してはみたものの…

ああ、お声が聞けてうれしゅうございましたよ」

 

当時のトリノの人々の様子を伺い知ることができますね。

 

会場には、七色色鉛筆で描いた、いつもの少女やキノコのイラストもありました。

 

 

なんだか、ホっとします(*^^*)

 

その中で、一目ぼれしてしまった一枚ハート

 

 

子どものエネルギーを描いたこの作品は『陽だまり』と名付けられていました。

 

 

で…

なんとこの絵は、来年1月31日の「世界こども助け合いの日」のポスターの原画になっていましたヽ(*'0'*)ツ

 

 

見ているだけで心が癒されます〜(*^^*)

 

この日は鈴蘭先生が在廊していらっしゃったので、イタリアでのリアルなお話をたくさん伺うことができました。

 

 

一日も早くコロナが終息して、アーティストが思う存分活躍できる世界になることを心から祈っていますキラキラ

 

鈴蘭スケッチ展「Resta a casa お家にいよう」は、今月27日までの開催です。

 

詳細はコチラで(^_-)-☆