「#検察庁法改正案に抗議します」というツイートが500万件を超え、芸能界からも多くの声が出ています。
「芸能人がなぜこんなに?」
「誰かの意図的な操作なのでは?」
など、そのことに対する違和感を上げるツイートやコメントも見られますが…
あたり前ですが、職種に関係なく政治に対する意見を持つのは自由です。
今このタイミングでツイートが増えているのは、コロナの影響で仕事が出来ずテレビやニュースを目にする機会が増えたこと(ツイートする機会も増えているのかもしれません)や、何より、あまりにも唐突な法案改正に対するそれこそ「違和感」です。
専門的な知識がなくても、この法案に対する違和感は誰もが持つはず。
「だったら、もう少ししっかり議論してくださいよ」という、あまりにもあたり前な意見の表明です。
これは私の個人的な考え方ですが…
公務員の定年延長そのものは、基本的には悪いことではないと思っています。
平均寿命が伸びて人生100年時代になった今、ひと昔前の基準で定年が決まっていることのほうが不自然です。
民間も公務員も基本の定年を65歳にすることで、むしろ年金の支給などには余裕が出るかもしれません。
ただし、今回示された改正案にある検事総長らの定年を政府の判断で延長できる特例は、さすがに行うべきではないと思っています。
(議論を重ねた上での国民との合意であれば別ですが…)
安倍総理は「恣意的な運用はしない」と明言されていましたが、たとえ恣意的な運用でなくても、特例の延長で恩恵を受けた検事局が行う捜査が少しでも政権側に有利に見えれば、「手を弛めたのではないか」と疑われてしまうかもしれません。
国民は常に疑って考えるようになり、痛くもない腹を探られることになるのです。
検察に信用がなくなることは司法そのものへの信頼をなくすこと。
これは、決してあってはならないことだと思います。
だからこそ…
もっともっと、みんなで考える機会を与えていただきたいです。
どうか、なぜこんなに多くの国民が声を挙げだしたのか…
良識ある政治家の方々に考えていただきたいです。
それから…
この機に乗じて、様々なハッシュタグで人を惑わせ扇動するようなツイートには疑問を感じています。
多くの方の純粋な政治への提言を政局に利用する動きも見え隠れます。
悲しく、情けないことです(;;)
こんな時間まで迷ったけど、けっきょく書いちゃいました。