イベントが挟まったので、ちょっと時間が経ってしまいましたが・・・

福祉保険委員会の富山視察報告の続きです。

 

2日目は、富山市のすぐ隣り射水市にやってきました。

 

 

小杉駅前に来ると、ほとんど故郷へ帰ってきたような気分です。
いつも買い物しているアルプラザ(笑)

 

 

そして・・・

小杉駅から数百メートルの場所にあるのが、2番目の目的地「NPO法人 はぁとぴあ21」

不登校やひきこもりの支援を行っている団体です。

 

この日は、国立から視察が来るということで、地元の議員さんたちが集まってくれました。

 

 

嬉しいですね〜(*^^*)

 

「はぁとぴあ21」理事長の高和洋子さん。

ご自身の経験や地域での活動を行うなかで、不登校の子どもをはじめ、行き場や逃げ場がなくて困っている人のための“居場所づくり”がしたいと思いはじめたそうです。

 

 

その熱い思いも織り交ぜながら、不登校・ひきこもりに関する現状の課題や、NPOでの取り組みについてお話してくださいました。

 

 

射水市では、平成27年に市民協働事業「不登校児童生徒を抱える家族支援事業」が採択され、啓発などの積極的な取り組みが行われるようになったそうです。

 

それでも、不登校やひきこもりには国や自治体の金銭的な援助はほとんどありません。
高和さんご夫婦は、25年前から私財をなげうって現在の活動を継続されています。

 

ここは国にも真剣に向き合っていただきたいところ!
なんせ、「ひきこもり」の数は、40歳以上の人まで入れると100万人を超えると言われているのですから。

 

長期化すれば社会からの孤立が深まり復帰することが難しくなります。

 

なかには「言葉」を忘れてしまう人もいるのだとか・・・

 

高和さんたちは、不登校やひきこもりの人の言葉を聴き、寄り添いながら支援しています。

 

秋田の藤里町でやっていたように、これからは「まちづくり」の中にどのように「ひきこもり支援」を入れるかがキーポイントになりそうです。

 

 

そして・・・今回の視察の3つ目は

富山市内に戻って「富山市まちなか総合ケアセンター」にお邪魔しました。

 

 

対応してくださったのは、保健師さんでもある所長の酒井敦子さん。

 

富山では、ここまで「人」の素晴らしさに感動してきましたが、「富山市まちなか総合ケアセンター」ではハードの素晴らしさにも驚きました。

 

旧総曲輪小学校の跡地を活用し、PPPの手法によって創られたのは、まさに公共と民間が一体となってシナジー効果を発揮する複合施設「総曲輪レガートスクエア」

 

その一画に、「富山市まちなか総合ケアセンター」がありました。

・まちなか診療所

・産後ケア応援室

・こども発達支援室

・病児保育室

・医療介護連携室

 

まさに、生まれてから高齢になるまで、地域で安心して健やかに生活できる施設です。

 

 

なかでも、在宅医療を確実に提供できる「まちなか診療所」では、市内の総合診療医4人のうち、3名を有する核となる施設です。

 

広く市民が参加、活用できる「まちなかサロン」はなんと無料。

利用者は年々倍増しているそうです。

 

 

特筆すべきは「産後ケア応援室」

産後のカラダの回復と心理的な安定を図る目的で、様々なケアが用意されています。

 

 

1日7,000円で宿泊も可能で、赤ちゃんと離れる時間を持つこともできます。
どのお部屋も落ち着いた素敵な内装が施されていました。

 

 

不安定になりがちな産後のママを優しくケアする場所があることが、安心に繋がります。

 

「こども発達支援室」には、スヌーズレンのお部屋もありました。

美しく優しい刺激にみんなウットリ・・・

 

 

リアルに時間を忘れるほど魅了されてしまいました。

どうやら議員にも癒やしが必要なようです(笑)

 

ゆっぴいが通っていた島田療育センターでも導入されているスヌーズレン。

教育現場などでも導入できるよう、もっと周知されるといいですね(*^^*)

 

 

1泊2日でかなり強硬なスケジュールとなった富山視察。

濃密でとても有意義な時間をいただきました。

 

お世話になったみなさま、ありがとうございました。

 

それにしても、あれだけの施設を作り上げた富山市長はどんな方なのでしょう。

チャンスがあれば、ぜひぜひお会いしたいです!!!

 

ポートラムに乗れなかったのも心残りなので、近々また富山にはお邪魔しますね〜(*^^*)