国立市議会の福祉保険委員会での富山視察。
実は、私がどうしても富山に行きたいとみなさんに無理をお願いして実現しました(^^;)
というのも・・・
まだ議員になる前、2013年にKNBの企画で見学をさせていただいた「富山型デイサービス」を
議員の目で、もう一度見てみたかったのです。
以前伺ったのは、富山市にある「デイケアハウスにぎやか」
地元産の杉材を使った2階建ての家に、赤ちゃんから、若者、高齢者、障がいを持つ方など、地域に住むいろんな方がごちゃまぜで集まる素敵な居場所でした。
6年前は、その重要さに気付いていなかった私。
今回は「富山型」の意図するところを、しっかり確認させていただきました。
1日目は、その「富山型」の創始者である惣万佳代子さんにお会いするのが目的です。
惣万さんがつくられた共生型のデイサービス「このゆびとーまれ」
赤ちゃんからお年寄りまで、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすための居場所です。
到着するや否や、出迎えてくださった惣万さんは「入られ〜、入られ〜」と富山弁全開(*^^*)
通常の視察の形式など吹っ飛ばして(笑)みんなで車座になって畳に座り、なんとなく話し始めた惣万さんの言葉にひたすら耳を傾けました。
この日も部屋の中には、介護を受ける高齢者から、学校帰りに疲れて眠ってしまった小さな子どもまで、世代を超えた大勢の方たちがいらっしゃいました。
伺ったのは「富山型」と言われる「共生型デイサービス」のこと。
従来の福祉サービスは、子どもは保育所、高齢者は高齢者の介護施設、障がい者は障害者施設と、縦割りの行政サービスの中で運営されていました。
しかし、それでは特に人口密度の低い地方の町では、使える施設が限定され、しかも遠くまで行かなくてはならないなど、利用者にとっては使い勝手の良いものではありません。
富山赤十字病院の看護師だった惣万さんは退職後に「ケアするのは、子どもでもお年寄りでもいっしょ」という考えのもと、誰も排除しない、地域の全ての人が利用できるデイサービス事業所の運営をはじめられたそうです。
「住み慣れた地域で最後まで暮らせるまちづくり」
小規模で多機能な共生型のサービスは、今後の福祉サービスの核になりそうです。
現在は施設も増え、道を挟んだ向かい側には「このゆびとーまれ・向い」
そのまんま>(笑)
こちらには、小学生や中学生の元気な子どもたちがたくさん居ました。
賑やかな声が溢れる、大家族のような楽しい家。
この賑やかな声が響く家で、要介護度3以上(認知症アリ)の利用者に限定されてしまった現在の特別養護老人ホームに思いを馳せていました。
どんなに優秀なスタッフが居て、どんなに設備の整った施設でも、このワチャワチャの賑やかな楽しい家の素晴らしさには及ばないのだと・・・
憧れの惣万さんを囲んで記念撮影
こちらでも(笑)
夕食の予約に間に合わなくなるくらい(笑)たくさんたくさんお話を聴かせていただきました。
この日いただいた「熱い思い」はタカラモノになりました(*^^*)
必ず、国立市の市政に活かせるようがんばります!!!
講演などで全国を飛び回る惣万さんとお会いできたのは奇跡でした。
ほんとうに、ほんとうにありがたいことです。
興奮して眠れなかった視察1日目なのでした(⁎˃ᴗ˂⁎)