台風の実況で気が張っていたり・・・
北陸新幹線の運休で予定が変更になったり・・・
揚げ句に果ては、MacOSのアップグレードでトラブル続発・・・
少しアタマを整理したかったので、いったん休業になりました(^_^;)
今日は、久しぶりにプライベートな読書。
プライベートなって・・・ヘンな表現ですが、ふだんの読書は仕事の本ばかり。
ラインマーカーで印を入れて
気になったところに付箋を貼って
書き込みだらけになった本が山積みになっています(笑)
で、選んだのは
立松和平さんの『人生のいちばん美しい場所で』
和平さんが亡くなる少し前に書かれた、たぶん最後の長編小説。
実はね・・・
もう30年以上昔のことだけど
和平さんとは、よくお食事したり(もちろん二人っきりじゃないけど)家に遊びに行ったり・・・
仲間として親しくしている時期がありました。
巷では「あの栃木訛りは営業用で・・・」なんてささやかれていましたが、それは嘘!
いつだって、あのゆったりとした独特のしゃべり方で、みんなを和ませ、ときには熱く語り・・・
見た目とは裏腹な(失礼!)ロマンチックな男っぽさを持っていた人。
だから、和平さんの小説が好きでした。
その、和平さんが残してくれたのは
アルツハイマー症候群を発症した妻との物語。
かつて美しかった妻を介護する夫の姿はリアルで愛おしい。
二組の夫婦の微妙な絡み合いが、不思議な運命を呼び起こし・・・
ドキドキしながら読み進めます。
ただね。
物語の中に引き込まれながら、それでもときどき頭をよぎってしまうのは
「なぜ、行政に頼らないの?」という疑問
和平ちゃん、ごめんなさい。
悲しいかな。
小説を読むときでさえ、議員のアタマになっている・・・(^^;)
そのうち付箋を貼り付けそう
リセットしなくっちゃ!
心が渇いたままでは、良い仕事はできませんものね。