この5月にルッカ市のタンベッリーニ市長が国立市を訪れ
「食文化、音楽など幅広く交流を深めたい」と
友好都市に協定に向けて「合意覚書」が交わされました。
そのきっかけを作ってくださったのが、
ルッカ・イタリア料理学院のジャンルーカ校長先生。
そのジャンルーカ氏を講師にお迎えして
第8回「ルッカを知る研究会」が開催されました。
テーマは「スローフード」
3年前にお会いしたときに、ルッカのスローフードや地産地消のお話を伺って「くにたちと相通じるモノがある!!!」と直感した私でしたが、今回の講演で、ますますその思いが強くなりました。
ジャンルーカ先生が拘るのは「カラダに良い食べ物」
大量生産した小麦より、地球上で最も古い穀物と云われるスペルト小麦を使ったり
小規模の農家さんが手を掛けて作った無農薬の作物を愛用したり・・・
スローフードのスローガンは
「BOUNO(美味しい)、PULITO(きれい)、GIUSTO(正しい)」
不当に安い賃金で働かされる農園で採れた、ありえないほど安い作物は、どんなに上手に料理しても決して美味しくはならないとおっしゃいます。
ルッカでは、敢て小規模な生産者を好み、旬の時期に採れた作物を使います。
それこそが、カラダに良い食べ物になるからです。
「イタリアンマンマ」という言葉があるように、イタリア人は「母の味」にとても執着するそうで、子どもの頃からスローフードを食べることで、「食」に対するしっかりとした価値観が備わるのかもしれませんね。
そうそう、今回の講演の通訳は料理研究家の貝谷郁子先生でした。
ルッカにお詳しいということで、友情出演(笑)
なんとも豪華な競演となりました。
講演の最後は、ルッカの代表的なお料理の紹介です。
ラビオリの中身だけをボールにしたような「ほうれん草のニョッキ」
ひき肉と白インゲンや野菜、パンなどを煮込んだ「ガルムージャスープ」
ルッカでは、豆のスープが定番ですよね。
栄養満点!!!♡
バッカラと云われる鱈の塩漬けを使ったカナッペ。
バッカラは高タンパク、低脂肪で美容と健康に良いそうです。
こうして見ると・・・
確かにルッカのお料理はカラダに良さそうですよね。
脂質改善インストラクターの勉強をしたばかりだったので、栄養学的にも優れたルッカのお料理は、とても魅力的に思えました。
久しぶりにお会いしたジャンルーカ先生の開口一番。
「カラダの具合はいかがですか?」
Facebookで手術したことを知り、心配してくださっていたそうです。
イタリア男性の優しさに心が揺れた一幕(笑)
3年前に会談した、永見市長(当時は副市長)や西村会長と記念撮影。
あの日、ジャンルーカ先生にいただいたご縁が実を結びつつあるんですね。
とても感慨深いです・・・
夜はジャンルーカ先生の「シェフのフェスタ」
この話は、また明日・・・(*^^*)