私自身も長年の脂質異常に悩まされ

食べるものには人一倍気遣ってきたつもりなのですが・・・

 

忙しいと、ついコンビニのお弁当に頼ってしまったり、食事をおやつで代用したりと、いつの間にか楽で便利な食生活が多くなっていました。

 

ただ、近年の研究で「油脂」の摂り方で脳やカラダが変わってしまうことが分かり、

さらに、子どもたちの脂質異常が増えていることへの懸念もあり、「脂質」について学びたいと思っていました。

 

そこで取得したのが「脂質改善ジュニアインストラクター」の資格です。

 

 

オメガ3脂肪酸の中でもDHAが脳に良いらしいという話は聞いた事があると思うのですが、実際にADHAなどの発達障害の改善にオメガ3が効果的であるという研究結果が出ているそうです。

 

食用のアブラは「油脂」と表現され、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類されます。

 

その不飽和脂肪酸は、さらに一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分かれます。

その多価不飽和脂肪酸の中でも必須脂肪酸と云われるのが「オメガ3」と「オメガ6」と呼ばれる脂肪酸です。

 

実は、この「オメガ3」と「オメガ6」が全く逆の働きをするので、本来は1:1(から1:4)の割合で摂取しなければいけないのですが・・・

現代の食生活では、なんと1:20(人によっては1:50)の摂取比率になっているのだそうです。

 

「オメガ6」は炎症促進作用のある脂肪酸なので、この摂取比率を間違えると、アトピー性皮膚炎など不要な炎症を起こしつづけることになってしまうのです。
 

逆に「オメガ3」は、炎症抑制作用がある脂肪酸です。

 

ちょっと小難しい話になってしまいましたが(笑)アブラの摂り方ひとつで、体質改善も認知症の予防もできるということ。

 

これからもしっかり勉強して、自分も含め多くの方の健康に寄与できるよう頑張ります。

 

 

ちなみに・・・

海外ではすでに使用が禁止されているトランス脂肪酸ですが、日本では禁止されていません。
海外より日常の摂取量が少ないからと農水省では発表していますが、現代の食生活では多くなりがちなのは明白です。

 

トランス脂肪酸は動脈硬化を起こし、心筋梗塞や脳卒中などのリスクを高めることが知られていますが、この摂取に気を付けるだけでも病気のリスクを大幅に減らせることが分かっているんです。

 

例えば、チョコレートを買うときに裏側の表示をチェックしていますか?

 

 

「植物油脂」と書かれていれば、トランス脂肪酸が含まれているということ。

 

コチラのチョコレートの脂質はココアバターだけです。

 

 

実は、どちらも同じメーカーの製品なのですが、成分には違いがあるんです。

 

あまり神経質になり過ぎて生活に潤いがなくなってはいけませんが、お子さんに気になる症状があるときには、「脂質」の種類を変えてみることで改善が図れるかもしれません。

 

普段のアブラの使い方、ちょっと見直す機会にしていただけると嬉しいです。