福祉保険委員会の視察初日は明石市。

 

明石市役所は、淡路島と明石海峡大橋を臨む海の近くに所在します。

 

生憎の(私にとっては絶好の)曇り空でしたが

羨ましいほどの絶景です。

 

 

今回の視察は「子ども」がテーマ。

 

8月に視察で行ったときに衝撃を受け

国立市の他の議員たちにもこの思いを共有して欲しいと願い

無理をお願いして泉市長のお話を伺う時間もいただきました。

 

 

NHKのディレクターから弁護士、衆議院議員を経て明石市長となった泉さんは

人口増加と赤字財政の黒字化を見事に実現!

 

その大胆な政策によって、

とくに25歳〜35歳の、いわゆる生産年齢人口を劇的に増加させるという

驚くべき結果を導き出したのです。

 

※明石市の政策などについては8月28日のブログをご参照ください。

 

先ず驚いたのは、子ども分野の事業予算を就任前の126億円から

なんと、約2倍の219億円に増額したこと!

 

「2倍に増やしたってことは、削ったものがあるということですよね。
議会や市民から反対は無かったんですか?」

 

 

「よく聴かれる質問です」と笑いながら答える泉市長。

 

もちろん理解を得るには相当のご苦労があったようで、

それでも、取組みの背景にある理念をしっかりと伝え

「なぜ必要なのか」を丁寧に説明し、その先にあるビジョンを

職員や市民や、もちろん議会とも共有していったのだそうです。

 

市長がたびたび口にされる「本気でやる姿勢がたいせつ」という言葉。

 

明石市の改革を知れば知るほど、その言葉がリアルに感じられます。

 

今回は、「あかしこども財団」の話や

この11月にはじまった離婚後の養育費の受け取りを保証する事業など

前回聴けなかったお話しを、様々伺うことができました。

 

8月に引き続き衝撃を受けることばかりでしたが

ブログではとても書ききれないので、知りたい方は別途ご連絡くださいませ(笑)

 

市長の言葉で印象に残ったものを備忘録として記しておきます。

 

「すべての子どもがだいじ」

 

「本とは優しさであり勇気である」

 

「やさしい街をつくるためには、やさしい人がいる」

(私の講演の演題みたい)>(笑)

 

「子どもの貧困は、政治の貧困」

 

「人事異動は毎月やる」

 

「親の事情によって子どもの環境を変えない」

 

「しんどい仕事をするのが役所、しんどいから尊い!」

 

・・・と、まだまだ数えきれないほどありますが

 

泉市長さま

お忙しい中で、お時間をいただきましたことに深く感謝申し上げます。

 

 

市役所を後にした私たちは、

これも「ぜひもう一度視察させてほしい」とお願いをした

「あかし市民図書館」が入るパピオスに向かいました。

 

 

何故なら、明石市のまちづくりのコンセプトが

「こども」「本」「やさしい」になっているからです。

 

 

「本のまちをつくる」というのは、泉さんが市長になるときの思いだったそう。

 

なので、市長就任後に中央図書館を駅前の複合施設に移し

面積が4倍、本の数が2倍という充実した図書館を創り上げたのです。

 

「あかし市民図書館」は平日は夜9時まで開館しているので仕事帰りも利用が可能。

 

 

様々なイベントも開催しおり、

この日は、本を読む習慣のない人が興味を持つようにと

「本の帯選手権」が開催されていました。

 

 

たしかに、つい中身が見たくなっちゃう面白い帯ばかり(*^^*)

 

こんな仕掛けを考えているのが志水館長を中心としたスタッフさんたち。

 

 

「本が大好き〜♡」という思いが溢れる素敵な館長さんなのです。

 

   鉛筆 鉛筆 鉛筆

 

この日は月曜日だったので残念ながら見学できなかった子育て施設。

8月に行った時の写真を掲載しておきますね。

 

「子育て支援センター」の様子。

 

 

明石市民は無料で遊べる「親子交流スペース・ハレハレ」

 

 

市内の大学YMCAの学生さんたちが運営してくれています。

 

 

国立もYMCAと連携できないのかしら。

 

小さな子どもばかりが対象ではありません。

 

中高生に人気の音楽室。

 

 

 

そして・・・

「子ども」「本」につづくもうひとつのコンセプト

「やさしい」が溢れる市民広場にあったのは、全国でもはじめての手話フォン。

 

 

8月に伺ったときは、手話検定2級の泉市長が実演してくださいました。

 

 

明石市では専門の資格を持つ任期付職員を採用しています。

なかでも、弁護士10名、手話通訳者7名が在籍しているそうで
(専門職だけではなく一般行政職員として働いている)

職員を増やさず

これにより国から10億円の交付金を得ているというのですからやっぱりスゴイ!

 

そうそう。

この手話フォンも日本財団からのご寄付だそうで

「1円も遣わずにやさしいまちを実現する」ところがまたスゴイですよね。

 

手話が使えるのは電話ボックスだけでありません。

施設に入る民間の店舗(マクドナルドなど)も手話ボードが設置されています。

 

もちろん6階の市民サービスコーナーにも!

 

電話マークをタップしたら、福祉総務課に繋がりました。

 

 

8月の視察に上乗せして、さらに濃密で衝撃的な時間をいただきました。

国立市で活かせるよう、福祉保険委員みんなでがんばります!

 

 

2日目は広島です。

 

ここでは感動の出逢いが・・・・

 

そのお話しは、また明日(*^^*)

 

    ヒヨコヒヨコヒヨコ 

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

 Facebookページ「石井めぐみ公式ファンページ」

 ワタシの情報をときどき掲載しています♪ 

「いいね!」をいただけると嬉しいです~ラブラブ!