日銀は、本日15日の金融政策決定会合で
現在も行っている大規模な金融緩和策の維持を決めました。
・・・と、今日はいきなりちょっと堅い金融のお話です。σ(^_^;)
黒田日銀総裁が異次元の金融緩和を実行してから早5年。
なかなか届かないインフレ目標や、
変化球とも云えるマイナス金利の導入に批判的な声もあるようですが・・・
当然ながら金融政策だけでは物価目標など達成できるはずもなく
政府の経済政策や、何より国民の消費マインドが改善されなければ
スムーズなお金の還流など起こらないのです。
民主党政権時代に、社会保障財源の確保の名のもとに行われた三党合意は
消費税率の引き上げを決めたことで国民の消費マインドを低下させてしまいました。
せっかくの黒田バズーカも
「この先、消費税が上がって生活が厳しくなるかも」という
バブル崩壊以来抜けない弱気マインドで威力が半減してしまったのです。
商品の価格をしっかりチェックしている方ならお気付きでしょうが
実は、多くの食品や日用品は値上げされています。
ガソリン価格などエネルギーも上がっています。
大企業などはじわじわとベースアップもしています。
それなのに物価目標の2%に届かないって
どういうことなのでしょうか?
消費マインドが高まらなければ小売業者は価格を下げます。
輸入製品や原材料が高騰しているのに
体力のある大手スーパーは値下げができるからです。
そもそも日銀が目指す「物価目標2%」とは
「景気が良くてお金が還流していれば
毎年2%くらいの物価上昇で安定するはず」という
景気が上向きで尚且つ安定した世の中を想定した目標です。
消費者が先々を懸念して消費を控える世の中ではまだまだ不安定。
2019年10月にさらなる引き上げが予定されていることで
「物価目標2%」はさらに厳しくなることが予想されます。
本来なら、このタイミングでの消費税引き上げはまだ時期尚早。
傷が癒えないうちに行ってはいけない政策です。
ただし・・・
すでに消費税を目論んで決めてしまった政策があり
地方自治体にとっても地方消費税が入らなければ
実現不可能な施策があるかもしれません。
リーマンショック後の積極的な金融緩和で
アメリカは当事者でありながらいち早く景気を立て直しました。
比べて当時の日銀の緩和政策は時期も遅れ量も充分でなかったために
日本は深刻なデフレ状態に陥ってしまいました。
だからね・・・
黒田さんの日銀総裁就任は何よりも効果的な経済政策だったし
異次元緩和は素晴らしい決断だったと思っています。
タイムラグはあっても、異次元緩和の効果は必ず表出されるはず。
この夏のボーナスは大手企業では過去最高になると報道されました。
じわじわの好景気の波は、やがて日本にもやってくるでしょう。
そろそろ買物の楽しさを思い出してみませんか(笑)
ひとりひとりのマインドが上がること景気が良くなり
やがては全ての人がその恩恵を受けることになるのです。
ということで・・・
そろそろ金利の低下も底を付いたので
住宅ローンの借換などは、今のうちに行っちゃいましょうね。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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