久しぶりにファイナンシャルプランナーらしく(笑)

今日は仮想通貨のお話です。

 

 

昨夜のニューヨークのマーケットで

仮想通貨であるビットコインが急落しました。

 

昨年12月に200万円を突破してからダラダラと下落。
昨日は一気に100万円近くまで下げたので

およそ1ヶ月で半値になった計算です。

 

原因は、韓国政府や中国政府による

仮想通貨への規制懸念。

 

どちらも要人による発言ではありますが

いつバブルが弾けるかと待ち構えていた市場にとっては

きっかけを与えてしまったということでしょうか。

 

週足のチャートを見ると

高値の附近で長いローソク足がバタバタと現れています。

 

 

これはもう、いつ相場が崩れてもおかしくない証拠。

 

しっかりチャートを見ていれば

誤った投資(むしろ投機)はしなくて済むパターンです。

 

そもそも・・・

 

ビットコインのような仮想通貨に

投資をしてだいじょうぶなのでしょうか?

 

ファイナンシャルプランナーとして聞かれたら

私は「現段階では止めた方が懸命です」と答えます。

 

何故なら、仮想通貨はあくまで仮想の取引ツールであって

マネーと呼ばれる既存の「貨幣」とは全く異るものだからです。

 

ビットコインがどのようなものかは

詳しくはネットで調べていただくとして・・・

 

簡単にいうと、

インターネット上で使用できる

発行主体(責任者)がいない仮想の通貨です。

最大発行数量も限界が決められています。

 

手数料が掛からずやり取りができるので

仮想通貨が現行の貨幣に取って代わるというような

大胆な見解を示す人もいるようですが

残念ながら、現在のシステムでは貨幣に代わることはありません。

 

ネット通販やオンラインゲームの支払いなどには使えますが

まだまだ使えるケースは少ないのが現状です。

 

そもそも、既存の通貨と全く違うのですから

貨幣に取って代わることなど絶対にできないのです。

 

第1に、仮想通貨には

マネーの根本である「信用貨幣」としての価値がありません。

 

私の講座を受講してくださった方はご存知だと思いますが

マネーの価値は「信用の創造」にあるのです。

(※信用創造については別の機会にお話ししますね。)

 

第2に、仮想通貨では税金の支払いができません。

納税目的で使用できない通貨は債務の返済にも使えず

その価値を補償されることがありません。

 

価値の補償がなければ

通貨として多くの人が使い続けることは難しいのです。

 

 

仮想通貨に投資する人を否定するわけではありません。

 

資産の運用先として

株を選ぼうが、金を選ぼうが、商品先物を選ぼうが

仮想通貨を選ぼうが、それはもちろん自由です。

 

ただ、ファイナンシャルプランナーとして

「仮想通貨に未来はあるか」と聞かれたら・・・

 

残念ながら肯定的な返事はできません。

 

投資も投機も自己責任。

 

ただ、不確かなものに投資をするなら

確かな論理だけは持ち合わせておきたいと

常に心に留めている私です。(*^^*)

 

 

今夜は、このあたりでオヤスミナサイ。

 

    ヒヨコヒヨコヒヨコ

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

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