「受験生チャレンジ支援貸付事業」

という東京都の事業をご存知でしょうか。

 

 

先日の福祉保険委員会で議題となった陳情に

この事業の要件緩和を求めるものがあり、

調べてみるとたいへんよい制度だったので

本日のブログでみなさまとシェアしたいと思います。

 

「受験生チャレンジ支援貸付事業」は
中学3年生や高校3年生などで進学を考えている人のために

学習塾の費用や受験料を無利子で貸し付ける東京都の事業です。

 

学習塾の受講費用なら、上限が20万円。

 

受験料は高校で、上限が27,400円。

大学なら、上限が80,000円。

 

ただし、一人の子どもに対して複数年に渡る利用はできません。
(高校受験で利用し、大学受験で再び利用することは可能です)

 

また、

世帯収入の合計所得金額などが一定の基準以下であることや

預貯金などの資産保有額が600万円以下であることなど
貸付にはいくつかの要件が必要です。

 

その要件のひとつに

「都内に引き続き一年以上在住していること」とあり

年度の途中で転入された場合に使えないことから

在住期間の緩和を求めるための陳情が出されたのです。

 

実は、この事業

「貸付事業」と名前がついていますが

希望の高校、大学に入学した場合は

返済が免除になる!

という、たいへん大きな特徴があるのです。

 

素晴らしい制度だと思いませんか。

 

「入学すれば免除になる」というインセンティブは

子どもたちのやる気に繋がります。

 

実際に、ほとんどの方が返済免除になっているのだそうです。

 

ただ、「一年以上の在住」というのは

少し要件が厳しいような気がします。

 

もちろん、

貸付目当てで住民票のみを移すような行為は望ましくありませんが、

入学を目指して受験勉強に励みたいという子どもの気持ちは

たいせつにされるべきだと思うのです。

 

そもそも、この制度を国が行ってくれれば

住居要件はほとんど必要ないことになります。

 

日本の子どもの貧困率は2105年の調査で13.9%。

前回より改善したとはいえ、7人にひとりが

所得が少なく生活が苦しい状態ということになります。

 

世帯収入が低いと大学などへの進学率も低いと言われています。

 

その理由のひとつは、学習環境を整える余裕がないことです。

 

本気で貧困の連鎖を断ち切りたいなら

子どもの学習環境を整える施策を行うべきです。

 

国への意見書みたいなブログになってしまいましたが(笑)

このブログをチェックしている国会議員さんがいらっしゃったら

ぜひご一考くださいね!

 

「受験生チャレンジ支援貸付事業」の詳細はコチラです。

 

それと・・・

 

直接的な関係はないのですが

〆切り間近なのでこちらもお知らせしておきます。

 

小学校入学を控えたお子さんがいるご家庭で

ランドセルや制服など入学の準備が経済的に難しい場合は

ぜひお住いの自治体に相談をしてください。

 

事業の名前は自治体で多少の違いがありますが

入学準備のための費用が支給される制度があるかもしれません。

 

国立市の場合は「入学前準備金」です。

 

申請の〆切りが12月28日までなので、

市役所3階の

「国立市教育委員会事務局教育総務課」までお越しください。

 

お知らせパンフレットはコチラから!

 

「困ったときは市役所へ!!!」

 

市議になって、いちばん実感している言葉です(笑)


みなさまも、自分に必要なサービスがないか

ぜひお住いの役所をチェックしてくださいね〜

 

    ヒヨコヒヨコヒヨコ

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

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