今日は、国立市議会・福祉保険委員会の日。

相変わらずアツイ討論が交わされて

規定の時間をオーバーしてしまいました。

 

遅い時間までお付き合いくださった職員のみなさま

たいへんお疲れさまでした。

 

その委員会の報告事項で

『国立市第二次地域福祉計画』の素案が示されました。

 

 

たいへん良くできた内容なのですが・・・

 

んんん・・・・なんだか読み難い〜(;^_^A

 

 

よく見ると、全ての漢字や英文字にルビがふってあるのです。

 

 

これは、もちろん漢字を読めない人への配慮なのですが・・・

 

加齢によって視認が低下しているワタシにとっては

残念ながら、とんでもなく読み難いモノになっていました。

 

実は、これが「バリアフリー」の落とし穴。

 

誰かの障害を取り除くための特別な配慮は

他の誰かの障害になってしまうという

矛盾を生んでしまうことが時として起こるのです。

 

バリアフリーと似た言葉で

「ユニバーサルデザイン」や「アクセシブルデザイン」があります。

 

これらの違いをご存知でしょうか?

 

【バリアフリー】は

特定の誰かの障壁を取り除くための特別な配慮です。

例えば、アオハタのジャムの瓶についている小さな突起。

 

 

これはイチゴジャムであることを示す点字なのですが

残念ながら点字を読むことのできない人には

ほとんど役に立ちません。

 

(もちろん視覚障害のある方には大いに役に立つ配慮であり
こんな配慮のできる企業や商品は素晴らしいです)

 

一方、シャンプーボトルの横のギザギザ
気付いた方はピンと来るかもしれませんね。

 

 

これは、リンスと間違えないよう

シャンプーボトルだけについている印です。

 

髪を洗うときに経験があると思いますが

目を瞑って洗っていると

シャンプーとリンスのボトルを見分けることはできません。

 

でも、このギザギザを知っていれば迷うことなく

どちらかのボトルを選べるのです。

 

視覚障害のある人にはもちろん

それ以外の人にとっても便利な配慮ですよね。

 

これが【アクセシブルデザイン】

いわゆる「共用品」と呼ばれるものです。

 

牛乳パックにもついているのをご存知でしょうか。

 

 

ジュースなどのパックと間違わないように

牛乳のみに切れ込みが入っているんです。

 

【ユニバーサルデザイン】という言葉は

かなり普及してきましたが
これは「あらゆる人が使いやすいように設計したデザイン」

 

ただし「あらゆる」と規定すると

障害をもつ人には使い難いものも出来てしまうのです。

 

で・・・

現在は「ユニバーサルデザイン」から

「アクセシブルデザイン」へと流れが変わっています。

 

障害者や高齢者に配慮した上で

それ以外の人にとっても利便性の高いもの

 

この考え方は

日本から提案して国際標準化となりつつあるのです。

 

そう言えば・・・

 

日本では

江戸時代からアクセシブルデザインを実践していました。

 

「かしわもち」

 

 

「こしあん」を包むときは、葉っぱの表側。

「味噌あん」を包むときは、葉っぱの裏側。

 

目が不自由な人でも葉っぱを触れば分かったのです。

 

日本人の配慮は素晴らしいですね。

 

そんなわけで・・・

 

福祉保険委員会では

アクセシブルデザインについても語らせていただきました(笑)

 

   クローバークローバークローバー

 

さて・・・

残すは最終本会議。

 

まだまだ油断はキンモツです!!!

がんばるぞ〜ヘ(゚∀゚*)ノ

 

    ヒヨコヒヨコヒヨコ

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

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