先日の、熊本視察のつづきです。

 

県庁で「地域の縁がわ」についてお話しを伺った私たちは
実際の現場を見せていただくことにしました。

 

県営団地の一画で「NPO法人おーさぁ」が運営する

「健軍くらしささえ愛工房」

 

 

ここは、地域の縁がわ事業として

・子育て支援

・配食サービス

・喫茶食堂

・若者サポート

 

介護事業として

・小規模多機能型居宅介護

・通所介護

・基準該当生活介護

 

など、小さな子どもから若者、高齢者まで

様々な方が地域と密着して利用できる共生型の多機能施設です。

 

 

そもそも、運営する団体の「おーさぁ」とは

デンマーク語で「Ogsaa」を語源としたもので

「〜も(いっしょ)」「〜も(また)」と言う意味。

 

昨年、視察に行った大分の小規模多機能施設も

デンマークの事業を参考にしていたことを思い出しました。

 

中に入ると、地域のお土産ショップ&レストランという様相。

 

 

誰もが利用しやすい形態になっています。

 

レストランのバイキングの価格は、30分食べ放題で650円!!!

 

 

メニューは野菜たっぷりのおふくろの味から

若者が喜びそうなフレンチトーストまで品数豊富♡

 

 

ついつい、こんなに盛ってしまいました。
美味しいと評判だったカレーを盛れなかったのが心残り(笑)

 

 

もちろん、コーヒー、紅茶などのドリンク付き!

 

デザートには美容にも良い黒胡麻ぜんざいをいただきました。

 

 

この場所に 来れば誰でもこのお食事をいただけるのです。

 

同じ団地にお住まいだという高齢のご婦人は

「一人暮らしなので助かっています」と言っていました。

 

「おーさぁ」では他にもすぐ近くの健軍商店街で

お総菜ショップ「ぐんぐん市場」を運営しています。

 

 

こちらでは、

リーズナブルで美味しいお総菜を地域の方に提供する傍ら

ひきこもりなどで働くことが難しかった若者の就労支援の場としても、

大いに役立つ場所になっていました。

 

自治体が直接運営をすると

子育て支援と若者支援、高齢者支援は別々の担当部署になるため

このような施設はなかなかできません。

 

「健軍くらしささえ愛工房」では

世代を超えた交流と支え合いが地域の中で見事にできているのです。

 

NPOなどの民間団体と上手に支え合って行くことも

自治体の賢い運営の方法だと実感しました。

 

 

「おーさぁ」がレストランやお総菜、配食サービスなど

食に関わる事業が多いことを伺ったとき

施設長がおっしゃっていた言葉が心に残りました。

 

「生きる意欲を生み出すには食べることが必要だから」

 

食べることさえできたら、その次はなんとかなる!!!

 

「おーさぁ」のスタッフは

ときには、家でおにぎりを作って持ってきて

必要な方にお渡しするのだそうです。

 

熊本県人の熱い思いを感じました。

 

   クローバークローバークローバー

 

今回の視察でお世話になったみなさま、

お忙しいところ、福祉保険委員会の視察にご協力をいただき

誠にありがとうございました。

 

くにたちで活かせるようがんばります!!!

 

    ヒヨコヒヨコヒヨコ 

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

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