楽しみにしていた演奏会に行ってきました。

 

上野信一先生とフォニックス・レフレクションによる

「マリンバ・オーケストラ 第4弾」

 

 

夏日になったGW2日目は
会場の国立オリンピック青少年記念センターも極上のお天気。

 

 

少し早めに着いたつもりだったのに

開場前のホール入口は、すでに長蛇の列ができていました。

 

この日の昼公演は早々と完売。
急きょ、夜の公演が追加になったほどの大人気なのです。

 

 

実は、ワタシはマリンバのオーケストラを聴くのははじめて。

 

・・・というか、

そもそもマリンバのオーケストラってどういうものなのでしょうか。

 

指揮をとられる上野信一先生は、

フランス国立トゥールーズ・キャピトル管弦楽団などの奏者を歴任し

現在は、国立音楽大学講師や付属音楽高校の講師も務められる

国際的な打楽器奏者。

 

 

その上野先生が主宰するパーカッショングループが

今回の演奏をする「フォニックス・レフレクション」です。

 

ヴィヴァルディの

『二つのヴァイオリンのための協奏曲』第8番イ短調第1楽章

で始った演奏で、いきなりその音色の美しさに圧倒されました。

 

マリンバは木琴として小学校の頃から親しんでいる楽器ですが

子ども時代に聴いた音とは明らかに異る調べです。

 

打楽器なのに、包まれるような柔らかい音色や

パイプオルガンのような重厚な響きもあり

何台ものマリンバのそれぞれの音が調和して

独特の美しい世界を創り出しています。

 

2曲目の「ティンパニとマリンバ・カルテットのための交響曲」では

上野先生のティンパニの演奏に驚かされました。

 

 

本来なら8台で演奏する曲目なのだそうですが

4台のティンパニをペダルを駆使して自在に操りメロディを奏でます。

 

 

3曲目の「4つのロシアの歌」は

哀愁漂うロシアの曲を、情感たっぷりに演奏してくれました。

マリンバの美しい響きは、このような曲にピッタリなのですね。

 

その昔、流行したロシアの歌には

当時の若者のさまざまな思いが込められていたものでしたが

現代の若者たちが自分たちの理解で奏でるマリンバの曲も

とても素晴らしいものでした。

 

4曲目はテキサス・クリスチャン大学打楽器オーケストラの委嘱により

作曲された「蛍」です。

源平の闘いに倒れた武士たちの魂を源氏蛍と平家蛍に例えた
日本の言い伝えをフィーチャーしたファンタジックな曲。

 

一人で4本のマレットを持ってマリンバを弾いたり

時には1本を持ち替えてシンバルを叩いたり

複雑な音の組み合わせが楽しくて夢中になって聴きました。

 

 

5曲目の「砂の書」は木下牧子さんの新曲で、

本公演が世界初演となる楽曲です。

 

木下さんと言えば、管弦楽、吹奏楽、 室内楽など

幅広いひろいジャンルに渡ってご活躍されている作曲家。

 

 

「砂の書」は茫漠とした時の流れと人生をテーマに
マリンバの演奏のために書き下ろした曲だそうで

さらさらと流れる砂の刹那的な美しさや煌めきと儚さが感じられ

たいへん惹きつけられる作品でした。

 

6曲目は「スカラムーシュ 〜5人のマリンバ奏者のための~」

 

マリンバによく合う軽快で楽しい曲で

自然とリズムに乗ってカラダが動いていました。

 

見ると、上野先生の指揮も楽しげに踊っているようo(^▽^)o

 

 

存分に、存分に楽しませていただたマリンバ・オーケストラでした!

 

アンコールの「花が咲く」では奏者や指揮をとる上野先生の目に涙。

気付くと、隣りの席のお客様は声を漏らして泣いていました。

 

感動と驚きをいただいた「マリンバ・オーケストラ」

今まで知らなかった人生を後悔してしまうくらい

素晴らしい演奏でした。

 

ちなみに、メンバーの多くがソリストという豪華な構成でしたが

その多くが国立音楽大学のご出身(在校生も)というのは

国立市民としてはたいへん嬉しいところでもあります。

 

 

上野先生、これからもご活躍を応援させてくださいね。

 

 

P.S.

興味を持ってくださった方への情報です。

フォニックス・マリンバオーケストラのCDが発売されています。

 

さらに・・・

上野信一&フォニックス・レフレクションの

「アメリカン・コンポーザーズ」も素晴らしいです!

 

 

GWに、ぜひ打楽器の魅力を味わってみてください(*^^*)

 

    ヒヨコヒヨコヒヨコ 

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

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