先月出逢ってしまった1冊の本。
『にぎわいの場 富山グランドプラザ』
この内容に惹かれて、どうしても現場が見たくなり
ギックリ腰を押して車で約6時間
（笑）
行ってきたのは富山県富山市のこの場所です♡
富山大和デパートと市の中心街にある巨大駐車場「グランドパーキング」
その間をつなぐ美しいガラスの屋根の下に拡がる「富山グランドプラザ」!!!
公共施設という名目ですが
実際にあるのは、横幅20mあまりの巨大な通路のような空間です。
ふだんはテーブルとイスが適当な間隔で置かれ
訪れる人の休憩場所や待ち合わせの場所として自由に使われています。
毎日ここで新聞を読んでいるオジサンが居たり・・・
待ち合わせに使ったり・・・
驚いたのは、突然目の前で小さな男の子がバク転をしはじめたこと（笑）
通常の通路や道路ではありえない過ごし方や遊び方ができる
憩いの空間だという証拠ですね。(^o^;)
そして、この場所で待ち合わせをしていたのは
『にぎわいの場 富山グランドプラザ』の著者であり
グランドプラザの企画段階から運営まで関わった
NPO法人 GPネットワークの山下裕子さん♡
Facebookでお友だちになり
お会いした瞬間から、もう旧知の友のような気の合い方（笑）
現在は兵庫県で広場作りに関わっている彼女が
富山にいらっしゃるというので
それに合わせて突撃訪問してしまったのです(^O^)/
Facebookのメッセージで
「じゃ、17時にグランドプラザで！」ってこれだけで
見ず知らずの二人が待ち合わせできちゃうのも
まさに、この広場の素晴らしさということですね〜
そんな山下さんから
グランドプラザの立ち上げから活用の詳細まで
いろいろなお話を伺いました。
一見すると何もない広い通路のようですが
例えばこの227インチの大型ビジョンは
ライブの臨場感を広げたり、楽しい遊びを写したりと
様々なイベントで大活躍をしています。
2013年の12月に行われたコブクロのゲリラライブでは
事前告知が全くなかったにも拘わらず
広場いっぱいのお客様で盛り上がったそうです。
他にもグランドプラザには工夫がいっぱいで
広場の潤いを演出してる巨大なグリーンは
ホバークラフトの原理を取り入れて
人間数名のチカラで簡単に移動ができるのだそうです。
ちなみに、重さは32トン!!!Σ(ﾟдﾟ;)
コチラのグリーンも簡単に動かせるようになっているので
イベントに応じて利用することも片づけることもできるのです。
さらに・・・
ワタシが訪れたときにイベントの撤収作業を行っていたコチラの倉庫。
30分もしないうちに、消えて無くなってしまいました!!!ヽ(*'0'*)ﾂ
と、思ったら・・・
なんと床下に完全に収納されてしまったのです。
ちなみにこの倉庫は、
イベント時には高さ1mほどのステージになるそうです。
グランドプラザは仕掛けも素晴らしいのですが
とにかく活用されるための工夫がハンパないのです。
公共施設は造ってしまえば
後は、その仕様に準じた使い方がされればそれでよし・・・
そんな考え方が一般的なのでしょうが
この施設の管理運営をする
株式会社まちづくりとやま グランドプラザ事務局は違います！
常に、稼働率100％を目指した工夫や仕掛けを提供しつづけているのです。
その努力の成果がコチラのグラフ!!!
平成19年に運営がはじまったグランドプラザは
25年以降は、土日稼働率はほぼ100％
ちなみに土日の利用料金は全日使用で20万円（消費税別）ですから
けっして安くはないのです。
※1月〜3月の冬期利用料金は全日使用で15万円です）
それでも予約が後を立たないほどの魅力ある施設なのですね。
ちなみに「株式会社まちづくりとやま」は
富山市と、富山商工会議所、富山市中心地区の商店街組合や商業者が
出資して作られた第三セクターで、
郊外への大規模ショッピングセンターの進出や大病院の郊外移転で
中心市街地が空洞化することに歯止めを掛けるため
中心市街地活性化基本計画に添った活動を行っています。
今回、たいへん分かりやすく説明をしてくださった
「株式会社まちづくりとやま」スタッフの林崎さん。
「株式会社まちづくりとやま」は優秀な若いスタッフばかりです。
そのスタッフの企画で行われるイベントも多く
富山県産ホホノキで作られた積み木、約5000個で自由に遊べる
「つみ木広場」は毎回大人気!!!
繋がる輪っかで遊べる「チャックパーク」楽しそうです。
氷は無いのにスケートができる「エコリンク」や
ちまたで流行りの「スラックライン」
日本最大級の「ダンボール迷路」は
難し過ぎてほんとうに出られなくなりそうだったとか（笑）
他にも、いろんなカタチの卓球台をただ置いただけの
オリジナル「PING PONG」や
巨大風船のような浮輪に入って遊ぶ「バブルサッカー」
「まちなかキャンプ」では
デパートの屋上で星を見ながら夕ご飯を食べたとか。
すぐにでも真似したかったのは
「恐怖動画映画祭」（笑）
自作の恐怖動画を公募して、巨大スクリーンで投影するイベントです。
とにかく「毎日が楽しい」グランドプラザ!!!
楽しいから人が集まり
人が集まるからイベントができるのです。
あたり前のことだけど、
そこには多くの人たちのアイデアと努力と決断力が必要です。
次は富山市役所に視察に行こう!!!
そして、山下裕子ちゃんを国立に呼ぼう!!!
心に決めた、富山ゲリラ視察なのでした〜(^O^)/
書ききれないほどの収穫は、我が役所に持ち帰り・・・と（笑）
今日も読んでいただきありがとうございました。
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