今日は予算委員会の3日目。
私は主に教育問題について質疑をしました。

 

ほんとうは、

ガチな数字の問題をメインに話すつもりだったのですが

市内の小中学校の校長先生たちからいただいた要望書を見て

予定していた原稿を破り捨てました。(^o^;)

 

インクルーシブ教育システムのモデル地区となり

障害者差別解消法が施行された現在

学校のなかで起こっているある課題について

看過できないと思ったからです。

障害児教育については、みな様々なご意見をお持ちだと思います。

立場が違えば意見が異ることもあるでしょう。

 

今日ここに記すことは、あくまで私の個人的な考え方です。

 

 

・・・ということで、本日のブログは

予算委員会での発言の一部を当局の答弁を抜いたカタチで

なるべく原文のまま記載させていただきます。

 

    メモ

 

275頁の学校指導等嘱託報酬について伺います。

 

一般質問でもお願いをした小学校3、4年生から

前倒しでの外国語教育ですが、29年度はALTを

増員して対応をしていただくことになりましたこと、

また子どもたちが楽しく学べる丸イスも

購入していただきましたこと、ありがとうございます。

 

先ず質疑させていただきますのは、

資料NO.24の国立市立小中学校校長からの要望書にありました、

「外国語ルーム」です。
リスニングや発音を学ぶためにネイティブな英語に

触れられるこのような特別室はたいへん有効だと思うのですが、

国立市での導入はどのような状況でしょうか。
 

(※答弁)

 

ありがとうございます。
低年齢の子どものうちからネイティブな英語を

耳にする機会を持つことは、将来の英語教育にも

役立つと思いますので、

ぜひ積極的に増やしていく方向でお願いいたします。

 

もう1点・・・

今回、ほんとうに良い資料を提出していただきましたことに

感謝いたします。

こちらの資料の3頁の下段にあります

「知的障害のある児童・生徒の特別支援学級への就学が

進みにくくなっている状況」という項目でございます。

 

国立市独自のスマイリースタッフに

しっかり予算を付けてくださったことや、

国立市のインクルーシブ教育については

たいへん評価するところでございますが、

ここは、きちんと分けて考えなければいけないと思っています。

 

障害者差別解消法が施行され、

障害を理由に入学を拒否することは基本的にできなくなりました。

 

しかしながら、

だからと言って通常学級での学習が明らかに不向きで、

授業時間を苦痛にしか感じられないお子さんや、

授業について行くことができずに、

ひたすら我慢しながら時間をやり過ごすような

厳しい状況にあるお子さんを見過ごすわけにはいきません。

 

子どもにとって最善の、

適切な教育の場を与えることは大人の義務です。

とくに脳の発達が著しい学齢期に、

子どもに合った学習の機会を与えることは

何よりもたいせつなことなのです。

 

スマイリースタッフでは明らかに対応の難しいお子さんを、

無理に通常学級に通わせることは、

誰よりもその子どもにとっての不利益であると私は考えています。

 

スマイリースタッフの声は教育委員会まで届いていますか?
子どもひとりひとりの顔は見えていますか?

 

インクルーシブ教育も障害者差別解消法も、

決して親の権利ではありません。

子どもの幸せを守るためのものなのです。

 

もう何年も前になりますが、

息子が通っていたM養護学校(現在の特別支援学校)では、

生徒一人一人にたいへん手厚い指導が行われていました。

就学支援教員によるマンツーマンの授業で

知的障害がありながら見事に希望大学に合格した生徒もいました。

 

ウチの息子は寝たきりでご飯も食べられない

特別に重い障害を持っていましたから、

養護学校に通っても何かが変わるなどとは思っていませんでしたが、

担任の先生の諦めない不断のご努力で

入学して一週間ほどで

自分のチカラでオシッコができるようになったのです。

夢のような体験でした。

 

子どもの多様性を尊重するインクルーシブ教育は

とても価値のあるものですが、

子どもにとって最善の適切な学びの場を与えるという本質の部分を、

親も教師も教育委員会も、

見失うことのないよう進めていっていただきたいです。

 

   クローバークローバークローバー

 

※国立市の教育委員会は子ども一人一人にしっかり関わっています。
通常の授業はもちろん、宿泊学習などにも同行して

子どもの学習の様子や生活分野にまで目を配っています。
これについては、たいへん評価させていただいていることを

この場を借りて明記しておきます。

 

 

養護学校に通うようになって、ちょっと凛々しくなった息子クン(笑)

脳の9割が壊死状態と言われた息子の人生に、

養護学校は奇跡を与えてくれました。

 

どんな子どもにもチャンスはあります。
「彼の過ごしたい場所」を探してあげるのが親の努め。

 

焦らず怯まず怠らず・・・

 

 

明日は、特別会計の予算委員会です。
がんばりますね〜

 

    ヒヨコヒヨコヒヨコ 

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

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