日本ではじめて
民間資金の活用による小学校の整備並びに維持管理を
実現した調布市立調和小学校。
 
 
国立市でも数年後には立替えなどの整備が必要となる
公共施設としての学校の在り方のヒントになるのではないかと
本日、視察をさせていただきました。
 
 
学校の視察の前に、先ずは市役所で公共経営マネジメントの方針や
PFI法による小学校運営に至った経緯などを教えていただきます。
 
 
公共施設の維持管理や運営を民間委託することは
今や珍しくありませんが
学校の建設から維持管理まで民間に任せるという例はなく
全国的にも注目されているそうです。
 
 
事業の方法は
民間事業者が建設を行い、市に譲渡して所有権も移転したうえで
施設等の維持管理と運営業務を委託するBTO方式。
 
調和小学校は、道路を挟んで隣同士にあった2つの小学校を統合し
さらに地域に開放することで収益も生み出す多機能な学校施設。
主に、温水プールや図書室、音楽室などを地域に開放しています。
 
 
開放するといっても、実は建物が2つの棟に分かれていて
子どもたちが使用する校舎の入口には門があり、
地域に開放する棟には専用の玄関が付いています。
 
 
 
さらに、地域開放棟には防犯カメラも付いていて
子どもたちを守るための工夫が目立ちました。
 
 
こちらは小学校と地域開放棟を仕切るシャッターで、
授業中はこのように閉まっているそうです。
 
 
民間の智恵も活用して作られた校舎には
広い廊下も多目的に使用できる工夫がありました。
 
 
「セミオープン型教室」
 
教室と廊下の仕切りを取り払うと
通常の教室の2倍ほどのスペースが出現するのだそうです。
 
 
PFI法とは関係ありませんが
学校の中に放課後の居場所が設置されていたことにも驚きました。
 
 
「ユーフォープレイルーム」は学童保育ではなく、
申し込みがあった児童を無料で預かるシステムです。
 
1年生から6年生まで、夕方6時までは居られるそうで
仕事をしている親にとっては嬉しいサービスですよね。
 
デザインも斬新でちょっとオシャレな調和小学校。
 
 
基本的な設計は市が行ったもので、
「子どもたちがワクワクして通いたくなるような校舎」
にしたかったのだそうです。
 
帰宅する子どもたちに取材をすると
「学校が新しくて通うのが楽しい」とのこと。
 
行政側の思いがしっかりと伝わっている様子でした。
 
 
調布市で生まれ育ったワタシとしては、その進化を嬉しく思う一方で
国立市議としては「負けていられないぞ!」と
気合いを入れ直した行政視察となりました(笑)
 
お世話になりました調布市役所のみなさま
ありがとうございました。
 
本日の視察を、きっちり役立たせていただきますね〜(^O^)/
 
    ヒヨコヒヨコヒヨコ 
 
今日も読んでいただきありがとうございました。
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