今日は朝から、

会議・プライベート・会議とミルフィーユ状態のスケジュール

 

最後の予定は、くにたち市民芸小ホールで行われた

芥川賞作家・多和田葉子さんのご講演

「多和田葉子 複数の私 Vol.01 ブックアートを巡って」

を聴講させていただきました。

 

多和田さんは、国立市出身で

地元の公立小学校から、都立立川高校(72群)、早稲田大学と

なんとなく似かよった経歴で

おまけに、はっぱの葉の「葉子」は、私の本名と同じです。

 

勝手に親近感をもって

Kindleには14冊の本が入っている今や立派なファンなのです(笑)

 

会場は、いつもとは違うレイアウト。

ステージに多和田さんの作品を展示して

自由に見られるようになっていました。

 

 

このステージの真ん中で行われた講演は

作家としてというより、アーティストとしての多和田さんを感じる

オシャレで素敵なお話しでした。

 

1982年からドイツに住んでいる多和田さんが

最初に出版した本は、ドイツ語と日本語の詩集。

 

横書きと縦書きの言葉と本のめくり方が逆になってしまう

通常ならウィークポイントになりかねない状況を

本の両側から読めるという面白さに変えてしまう発想で

最初のブックアートを作り上げたそうです。

 

最近は、何冊も持ち歩けるKindleなどの電子書籍が便利で

つい買ってしまいがちですが、

それでも紙の本の魅力から逃れられないワタシは

大型書店をウロウロすることで癒しを得ています。

 

電子書籍にはない「本」という物体であることが

様々なカタチや表現や工夫を生み出すという話は新鮮で

 

ベロニカさんと作った「お好み焼き」の本には

お好み焼きの匂いが染み込んだ油紙を使っているのだとか・・・

 

その話をされてからは、

ステージの後ろに展示されたその本から

ずっとお好み焼きの匂いが漂っているような気がするのでした。

 

高尚なものとセンスのないくだらない言葉が出逢ったときに

文学が生まれるという話もたいへん興味深く

多和田さんの詩や短編を聴いていると

まさにその感覚がリアルに感じられました。

 

あっという間の1時間・・・

 

もっともっとお話しを伺いたかったです。

 

・・・と思ったら

 

来年は、ちゃんとVol.02を用意してくださるとのこと。

 

次回は何が飛び出すか・・・とてもとても楽しみです!!!♡

来年は、もっと宣伝もしなくっちゃ〜

 

    ヒヨコヒヨコヒヨコ

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

Facebookページ「石井めぐみ公式ファンページ」

ワタシの情報をときどき掲載しています♪

「いいね!」をいただけると嬉しいです~ラブラブ!