岩手県の宮古に住むたいせつな友だちから
今年も秋の贈物が届きました。
「かもめの玉子」秋バージョン
息子ゆっぴいの命日には、毎年送られてくる季節のお菓子です。
先日の台風10号で大きな被害を受けた宮古市・・・
当日は停電があったので電話することもできませんでした。
今日も避難勧告が出ていると知り
居ても立ってもいられず、電話をかけてみました。
すると、思い掛けないほど元気なＣちゃんの声。
ただ・・・
話しているうちに、彼女の心の内が解け出して
東北の被災地に住むたくさんの方の現状が
少しずつ分かってきました。
宮古は3.11の震災でたいへん大きな被害を受けました。
流されたり倒壊した家が多く、
遮る建物が少なかったことも、今回の台風による冠水の一因になったようです。
幸いＣちゃんの家は高台にあったため直接的な被害を受けませんでしたが
そのことが、彼女の心を苦しませていました。
震災のときも、自宅は高台にあったため被害は少なかったのですが
橋が崩落したために暗いトンネルに閉じこめられ
家族と連絡が取れないまま何日も離れ離れになってしまいました。
重度障害を持つ娘を抱え、辛く苦しい思いをしたＣちゃんでしたが
被災した人たちのことを思うと、
自分の辛さや苦しさを表に出すことができなかったそうです。
震災のとき、彼女は障害を持つ子どもたちのために
少ない物資を掻き集め困っている人たちを助けて廻りました。
家が残った自分の、まるで贖罪でもあるかのように
必死で人々を守りました。
そんな中、今回の台風で水に呑まれた町を見て
当時のことがフラッシュバックされるようになってしまったそうです。
もしかしたら東北地方の何人もの方が、Ｃちゃんと同じように、
5年前の悪夢を思い出しているのかもしれません。
それでも明るく
「話したらチカラが出た〜 よかった〜」と
バリバリの東北なまりで笑ってくれるＣちゃん。
チカラをもらったのはワタシの方だよ！
無理しすぎずに頑張ってね〜(*^^*)
今日も読んでいただきありがとうございました。
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