「ゲートキーパー」という言葉をご存知でしょうか。

「ゲートキーパー」とは、自殺の危険を示すサインに気づき、
声掛けや傾聴、必要な支援につなげたり見守るなど
適切な対応を図ることができる人のことです。

今日は、その「ゲートキーパー」のスキルを学ぶ研修を受講しました。

GK1

講師は、神奈川県立精神医療センター依存症診療科の小林桜児先生。

ゲートキーパーの最初の関門として
「死にたい気持ちを抱えた人への理解と対応」について
具体的な事案も含め、たいへん有意義なお話しを伺いました。

同じ自傷行為でも
精神的疾患により緊急性の高いものと
リストカッターなどパーソナリティ障害と云われるような
「辛さから逃れ、生きるための自傷行為」があり、
対応を変えなければいけないことや

境界性パーソナリティ障害(BPD)の裏側に潜む
幼少期の人格形成の問題

薬物やアルコールなど物質依存による
ゆるやかな死への願望など

漠然と感じていた希死念慮や自殺企図について
ようやく少し理解ができた気がしました。

十数年前の友人の死を受容れることができず
「何もできなかった自分」を引き摺っていたワタシにとっては
「もっと早く聴きたかった講義」になってしまいましたが・・・

それでも、思い返せば全てがBPDの症例にあてはまっていた
彼女の行動の意味が明確に分かったことは、
たいへん意義深いことだと思いました。

サインは出ていたのです。

GK2

もちろん
気付いても「してあげられること」は少ないかもしれないし
場合によっては「止められない」かもしれません。

でも先ずは、
「知ること」「理解すること」が何よりも必要であること

また周囲に「存在意義を認めてくれる人」が居ることが
人生には重要なのだということを
改めて心に刻んだ研修となりました。

小林先生、ありがとうございました。

    ヒヨコヒヨコヒヨコ

今日も読んでいただきありがとうございました。
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