昨夜は、ダウ平均株価が5.55%、
ナスダック指数が6.90%も暴落しました。

S&Pは、アメリカの国債格下げに次いで、
住宅関連の金融機関の格付けも引き下げ。
リーマンショクの悪夢が甦るような事態です。

当然、マーケット参加者の心理は悪化。
景気減速どころか、景気後退の話まで囁かれています。

恐怖指数とも言われるVIX指数は、
アジア通貨危機やロシア通貨危機のときを超えて上昇。

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アメリカの暴落は今朝の日本やアジアにも波及。
日経平均は、8,656円79銭まで下げる場面がありました。

でもね・・・。

100年に一度とまでいわれた大きな経済危機を収めるため、
アメリカをはじめ、世界中の国が財政出動をしました。
景気刺激策を打ち立て、危機を回避させることに懸命になり、
なんとか景気回復の兆しが見えたからこそ、
景気対策を縮小したわけです。

多少の反動が出るのは当たり前ですよね。

エコポイントが終わったらしばらく家電は買わないし、
エコカー補助金が打ち切られれば車を買う意欲は失われます。
つまり世界中で需要の先食いをしていたわけですから、
元の状態に戻るまでは小さなリセションの波が来るのは当たりまえ。
大騒ぎしてジタバタするようなことではないはずです。

金融マーケットは、参加者の心理で動くもの。

冷静に現状を見て行けば、今回のような暴落は起きないはず。
ただ、悲しいかな。
マーケットで儲けるために、相場を動かす人たちがいます。
誰かの意図で仕掛けられた相場が、世界経済を危機に陥れることだって
あるかもしれないのです。

今や株式投資もFXで大きな存在になりつつある個人投資家が、
冷静な目と良識ある行動で市場に参加することで、
ヘッジファンドの仕掛けや、相場を一方的に動かすシステム売買に
対抗して行けるのではないかと私は思っています。

株が騰がると、景気が良くなったような気持ちになりますよね。
そんな気分になると、消費意欲も沸いてきます。
みんながモノを買うようになれば景気は自ずと良くなって行くんです。

目先の損益にとらわれず、
明るく楽しい世の中を作れるように
大らかな目線で、世界経済の流れを見て行きたいですね。

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