午前3時30分、目覚ましが鳴る。
顔を洗って軽くシャワーを浴びて身を清める。

最初の朝食はバナナとコーヒー。

身支度を整えて荷物をまとめ、さあ、いよいよ出発だ!

5時45分。
ロビーに降りると、kemiちゃんはもう車を温めている。
オルちゃんが買ったばかりのカメラ携帯で
空に浮かぶ三日月を撮っている。
陽子ちゃんとチェックアウトをすませ、
重い荷物を引き摺りながら車に乗り込んだ。

今日のコースを練っていたkemiちゃんは、
何気なく点けたテレビに直感的なヒントをもらって、
外宮から廻る完璧なルートを作成していた。

まだ誰もいない駐車場に車を止めて降り立つと、
真っ暗な闇の中に、ぼうっと月が光っている。
$☆幸せのタネ☆-外宮1

もう、これだけで幻想的な気分。

まだ夜明け前だからか、空気が透きとおるように気持ちよい。
呼吸が楽になって肺にどんどん綺麗な気が入ってくる。

さあ、外宮にお参り。
北御門の参道を歩く。
$☆幸せのタネ☆-外宮2

外宮神楽殿。
平成12年に改築した美しい御殿。
ご祈祷を受けることができる。
$☆幸せのタネ☆-外宮神楽殿

豊受大御神が御祀りされている正宮。
この時間ではさすがに中を伺うことはできないが、
それでも鳥居の前に立つと並々ならぬ気が満ちてくる。
$☆幸せのタネ☆-外宮正宮

二拝、二拍手、自分の名前を告げて、お願い事をする。
最後に深くお辞儀をして感謝をした。

正宮の前の御池を渡り檜尾山に向かう。
ここには3つの別宮がある。

長い石段を昇り最初に向かったのが、
豊受大御神荒魂が祭られている、多賀宮。
$☆幸せのタネ☆-多賀宮

14ある別宮のなかでも荒祭宮とともに重きが置かれている。
契約の箱が埋まっているという話もあり、ロマンを感じる場所。

大土乃御祖神をお祭りする、土宮。
$☆幸せのタネ☆-土宮

kemiちゃんが、突然しゃべりだした。

「土は種を蒔くところ。種を蒔き、花を咲かせて・・・
今日のメンバーにはそんな役目があるの」
「めぐちゃんは、大勢の人のためにやらなきゃダメよ」
「土でできているものを買ったらいいわ。お茶わんでもなんでもいいの」

お告げだ!
心して聴く。

級長津彦命と級長戸辺命をお祭りする、風宮。
$☆幸せのタネ☆-風宮

お告げは続く。
「窓を開けて風を入れたり、風を起すのもいいの。
願いが叶うときに風が吹く・・・」

聞いているだけでワクワクしてくる。
だから、kemiちゃんと来るのが好き!

外宮の社務所でお守りを買った。

ふと見ると、うさぎの土鈴が置いてある。
土でできているもの・・・ってこれじゃないの!?
500円也。
慌てて買い足した。
$☆幸せのタネ☆-土鈴

空が白んできた。
もうすぐ夜が明ける。

宇治橋からのご来光は拝めるかな。(*^^*)