「重ねた時間…今も通過点」
久しぶりのブログ更新です。
農繁期に入り、例年通りの慌ただしい日常を過ごしています。
もうすぐ、父が亡くなってから一年になり、その間、ご縁のあった方々のご逝去もありました。
今年は、年明けに叔母の孤立死、そして、早春にお世話になった方の死…。
人の“人生”を考えることの多い日々でした。
大学卒業後、八ヶ岳山麓野辺山で創業した父。
その社史を編纂しようと思い、資料を整理しはじめています。
「なぜ、野辺山？」を調べる内に、父の母方の祖父が、「日露戦争実記」（博文館）の執筆をしたジャーナリストで、その関係で英国大使館からの情報があり、イギリス王室協会へと洋ランの栽培資材を輸出するようになった繋がりが分かりました。
また、「野辺山開拓二十年史」との出合いから、祖父（父の父）が野辺山開拓農業協同組合（現ＪＡ長野八ヶ岳）の発起人と理事だったことも知りました。
戦後、食料増産のために開拓地となった野辺山。
「南方総軍指令部電政部隊長陸軍少将（父のメモ）」だったという祖父が、この地に集まった小さな組合のひとつとして、組合長で入植したという驚きの事実です。
祖父は、開拓地にも教育をと、分教場の設置を実現した後、電気通信という本来の技術を生かして原爆で壊滅した広島の電話線復興に関わったそうで、その一生は時代に翻弄されながらも、必要とされることに邁進していたようです。
平和な時代…、でも、災害や受難が起こることもあります。
過去から未来へ繋がる通過点にいて、
いつもと変わらない日常があることは、しあわせです。
作業の遅れ、足のケガ、繁忙期…、焦りが頭をもたげてきますが、深呼吸・・・！
どんなスピードでも、未来への道の通過点です。
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