市民ミュージカル「黄金の郷（くに）」好演

「文化を育む、道は続く…」

佐久市文化事業団の「佐久平に新しい文化の芽を育てよう」という想いの下で、２００９年にはじまった「こころのミュージカル」。

「こころに優しさを、生きる力を」を合い言葉に、小さくてもひとつひとつ丁寧に育てようと、市民の文化を育んでいます。

　　　　　★こころのミュージカル

　　　　　　http://kokoro-saku.com/kouen.htm

小春日和の日曜日、佐久市コスモホールで「こころのミュージカル２０１６、黄金の郷」の公演を観てきました。

佐久の先人として、その偉業で名高い、市川五郎兵衛眞親による「浅科五郎兵衛用水」の開発を題材にしたミュージカル。

地元の偉人を描く、初の試みとのことです。

佐久市は、新幹線の駅名「佐久平」のように長野県歌にあるの４つの平のひとつで、稲作が拡がる平野です。

秋は、「黄金の郷」の題名通り、稲穂が黄金に輝く、豊かな実りに恵まれます。

浅科五郎兵衛新田については、以前から興味深く注目していましたので、今回もその延長として、興味深く足を運びました。

語り伝えたい市川五郎兵衛の人となり。

今回の公演は、まさに地元に密着した脚本で、日常の暮らしに「夢をあきらめない」「戦うことよりも命を育むことを」というメッセージを送る内容になっています。

　　　　★浅科五郎兵衛用水と新田
　　　　　　　　　http://ameblo.jp/megumico-agri-s/entry-11587154819.html

市民参加のこころのミュージカルは、当初、３０人からはじまり、今回は１２０人の出演者とか。

そして、５００人だった観客数は、１２００人を超えるものになっているそうです。

帰りに、大勢の観客に、平安産業様提供による浅科五郎兵衛新田米のおにぎりが配られました。

昔、取材をさせていただいたこの精米会社の生産者様を思い出しました。

五郎兵衛新田で稲を刈り、笑顔でカメラに向かってくださったお姿に、もう一年生きて、感動のフィナーレを観ていただきたかったと、思いました。

　　　　　★浅科五郎兵衛米　　

…人は、思い出す人の心の中で生き続けています。　　　　

人から人へこころを繋ぐ文化です。　

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　信州の味　　　　　　　　地産地消と特産品を訪ねて