「個の変化が社会全体を変えるものになる…」
「血を一滴も流さずに世の中の価値観が一変する革命が日本から始まる」
これは、「アクエリアン革命」という本と考え方を紹介する資料のサブタイトルです。
アクエリアン革命、それは、2007年の冬…、農閑期のある日、有機栽培の講演会で演者からいただいたリーフレットのタイトルでした。
「アクエリアン革命」という神秘の言葉に惹かれ、すぐにこの本を探しましたが、すでに絶版で、書店の古書検索でようやく入手しました。
「アクエリアン革命」は、アメリカの女性マリリン・ファーガン著、境屋太一・松尾弌之訳で、1981年に出版された本。
定価1900円の本が、買った当時は古書で390円、という埋もれた存在の本でした。
アクエリアン革命を翻訳した堺屋太一氏のまえがきでは、
「これまでの考えが打ち崩され、新しい考え方に目覚める『透明の知性』が増え、それらが分野を超えて相互に連帯しはじめた。・・・…やがて社会全体の考え方と仕組みを根底から変えていく」とあり、
それは、従来の古い規制された価値観から抜け出し、本当にしたいこと欲しいものに目覚めて、そのために行動する社会であり、
真の変革は、人間の心の中から、人間が自分自身の能力の大きさに目覚めるところからはじまり、個の変化が社会全体を変えるものになる、という内容の説明がされています。
時を同じくして、昭和後期から見直されてきた有機農業には、生物が共存できる自然環境を“持続可能な環境”として重視する価値観があります。
人間が生き続けるための理想の環境でもあります。
講演会では、生物の中で、人間だけが特殊な存在で、
欲や計算など先々のことを計算する「人間脳」を持っている。
他の生物は、ひたすら今を生きる「生物脳」で生を全うする存在だと語られました。
生物は、自分の身体に入った異物と闘おうとします。
自分の身体を護るための防御反応を起こします。
生物は、どんな環境でも生き抜こうと反応する…、それが、生物脳。
アレルギーなどの免疫反応のように、外来の異物を排除するために働く生理機能がそれでしょう。
また、うつ病が増えている現代を考えると、私たちが生物として反応していることに気づきます。
うつ病の克服のひとつとして、「自分の中の怒り、反論、意見を表に出し、思っている事を殺さずに、表現することが大切だ」といわれています。
人間脳をもつ私たちは、自己を表現し、互いを知り、環境を選び、歩み寄ることができる唯一の存在です。
今、私たちを取り巻く環境は“過渡期”になっています。
衣食住のために欠かせないエネルギーを何から得るかの転換期であり、時代の変化のうねりの中の大きな変革期です。
“個”が持つそれぞれの価値観を認め合い、共生や協働できる社会へのパラダイムシフトを予見した「アクエリアン革命」。
約30年前に、この時代はおかしい、と思いはじめたマリリン・ファーガン氏の未来への願い…。
血を流さない価値観の革命は、日本の風土や文化の中で育てなければならない使命を感じます。
原爆による敗戦から立ち直った日本、
そして、東日本大震災時、その後の日本の人々の姿に、その素地があるのかも知れません。
★「アクエリアン革命」
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