「未来の幸福に必要なことのために…」
東北関東大震災の復興に向けての計画が進みはじめました。
海岸線の土地の形は変わり、所有地を失った方や、どこが誰の所有地かが分からなくなっている所も多いと思います。
地震大国日本では、今後も津波の心配は絶えることなく、この震災を機に、高台に住む事を求められるのは必須です。
復興を考えるとき、「公共の福祉」という言葉が頭に浮かびます。
日本の憲法では、「すべて国民は個人として尊重される(憲法13条)」として、個人の人権を保障されています。
所有地などの個々の持つ権利、それを失った方との権利の格差…、
広く集合体としての安全確保、次世代への持続可能な生活圏。
この復興は、「公共の福祉」と「個人の持つ権利」との歩み寄りがとても大切になることを感じています。
2009年 2011年
先月末に、「中部横断自動車道」の佐久小諸JCTから佐久南ICまでの8.5kmが無料開通されました。
この高速自動車道は、上信越自動車道から、静岡県までを佐久小諸JCTでつなごうとする建設計画です。
静岡市からの距離は132km。開通しているのは、数年前に一部区間が開通した山梨県甲府市付近とこの区間だけです。
地方の活性化につながる事を意義として建設が続けられている高速自動車国道。
この中部横断自動車道も、平成11年の設計協議調印(小諸市)、平成12年の地権者への交渉開始から長い年月を掛けてようやくこの区間が開通しました。
こうした道路インフラの影には、「公共の福祉」のために「個」を押し殺し、個人の暮らしや生き方を犠牲にした人々の協力があります。
広く大勢の人の暮らしのために開発される道路や公共施設。
東北関東大震災の復興は、個人を越えた見地で、未来の居住環境を創造することが求められるでしょう。
しかし、それは公共の福祉を国や社会としての威圧や強制でなく、個人の人権を尊重した交渉で行使してほしいと思います。
人には、一人一人に個人としての生き方や環境、そして、目標もあります。
しかし、補償は形あるものや数値化されるものだけに与えられ、心情や心労は考慮されません。
交渉に当たる関係者は、被災地の方々の個々の心情を思いやり、
納得のできる対応で、未来への計画を進めていただきたいと思います。
人は、人を温めますが、
人が人を傷つける場面も往々にして起こります。
被災地の皆さんが幸福な未来を手にするために、
復興を進める関係者の皆さん、個人の心を尊重し、ともに歩み寄る血の通った復興推進をお願いします。
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