「学校給食は子育てと地域づくりの鍵」
春夏秋冬いつもそよ風-食育

 

最近、学校給食が気になっていました。

「米粉」と「菜の花プロジェクト」に触れ、これから「小麦」「大豆」に関わる中で、学校給食の実態を知る必要性を感じていました。

タイミングよく「学校給食を考える集い」の開催を知り、県教組や県労組会議自治会等が対象のようでしたが、雨の高速を篠ノ井市に向かい、一般参加してきました。

 

体のリズムが整ってフル活動する昼の食事としての学校給食は、重要な活力源です。

昼食は、忙しい朝食で不足する栄養をバランスよく補う食事でもあります。
単純に言うと、子供の成長に必要な食事の1/3が学校給食。そして、その内容を決めるキーマンが栄養士さんになる訳です。

 

また、地産地消を考えるとき、学校給食の献立を考える栄養士さんが重要な位置に居ることは言うまでもありません。

地産地消の食材を学校給食で使う努力がされるようになり数年…。

中国産ギョーザの農薬混入問題が追い風となって、一年余過ぎてみると、学校給食の食材はかなり品質の良いものになっているそうです。

コスト意識の高い学校給食でも、「どんな食材を選ぶか」の意識を高くすることがようやく認められるようになったようです。

 


春夏秋冬いつもそよ風-講演会 パネルディスカッションでは、パネラーとして上伊那郡宮田村の給食関係者2名の方々が貴重な事例を紹介してくださいました。

 

学校給食は、給食センターと自校給食とにシステムが分かれます。

宮田村は自校給食で、小中学校合わせて1000食の給食が作られています。

食材をできるだけ地産地消で賄うために、農業者と一緒に「宮田村学校給食を育てる会」を設立し、水稲と兼業で農業を営む「直売会(JA)」の皆さんに野菜の提供を募ったそうです。

 

提供する仲間を増やし、土落とし、皮むきなどの調理の下ごしらえもお願いし、学校給食への利用をしやすくする協力もいただいているそうです。

 

設立初年度の平成16年は10%だった地産地消の供給率は、昨年50%に。宮田村は今、問題化している遊休農地は“ゼロ”の村です。

ビデオに映る子供たちからは「村で作ったものだから、特別おいしい!」と笑顔の感想がありました。

成人式には、学校給食を食べて、牛乳の乾杯で祝い、宮田村の思い出を胸の深くに温める…、という感動的な企画もあるそうです。

 

学校給食が中心となって、村の“食”と“農”が繋がり、さらには“ふるさとづくり”をする、

そこには何とも理想的な地域の人の輪があります。

 

「地産地消は、地域での“人との関わり”が原点」。

開会のことばで聞いたこの言葉が、繋がります。

子供たちを健全に育てるために作る学校給食、そして、食材…。

育てるその思いが、古くて新しい価値観を呼び戻す気がします。

 

 

***~・・~***~・・~***~・・~***~・・~***~・・~***~・・~***~・・~***~・・~
***~・・~***~・・~***~・・~***~・・~
***~・・~***~・・~***~・・~***~・・~

 

にほんブログ村 環境ブログへ

ブログ王タグ小
ランキングはこちらをクリック!    ありがとうございます

 

***~・・~***~・・~***~・・~***~・・~***~・・~***~・・~***~・・~***~・・~
***~・・~***~・・~***~・・~***~・・~
***~・・~***~・・***~・・~***~・・~

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
料理の基本を知るかんたんクッキングEX  おにぎりわが家の食育 お家でつくろう!食べよう


いちご
地産地消と特産品を訪ねて      ナイフとフォーク素材を知って食べる かんたんクッキング

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・