「カリン…その効用と魅力」
カリンのお話…。いえ、本当は「マルメロ」のこと。
信州でカリンといわれるのは、今はほとんどがマルメロです。
諏訪特産のカリン…先週、諏訪でカリンまつりが話題になり、季節の香りを観光客のみなさんにもお届けしたようです。
似て非なるもの、カリンとマルメロ。
カリンは中国原産、マルメロは中央アジア原産で、バラ科の植物です。
カリンはきれいな黄色でツヤツヤしていますが、マルメロはでこぼこしていて、表面にうぶ毛が生えているのが特徴です。
花はピンクや白。マルメロはカリンより遅く花が咲きます。
樹高はマルメロの方が低いようです。 カリンは1本でも結実し、マルメロは受粉樹が必要です。果実が洋梨とも似ていますが、ナシの花粉でも受粉するそうです。
涼しい気候を好み、りんごが栽培できる地域であれば栽培できるようです。
長野県では、かりん並木が各地にあり、開花期から収穫期までその生育が景観を彩っています。
カリンといえば“のど飴”
「カリンポリフェノール」がのどの炎症をしずめ、せきを止めたり、たんを取る効果があります。
確かに、蜂蜜漬けにお湯を入れて飲むと、のどがすっきりするような感じです。
中国では「杏一益、梨二益、カリン百益」 といって、カリンの効用の大きさを表現しています。
カリン、マルメロともに果実の芳香が好まれ、果実酒にすると、とても香りの良い果実酒になります。
酸味が強くて硬く、繊維質とザラザラした食感で生食は出来ませんが、蜂蜜漬け、ジャムなどでも旬の香りを保存できます。
果肉は切るとすぐに酸化で色が変わりますので、空気に触れさせないのがコツ…。切りながら水に浸けたり、ホワイトリカーに入れて処理します。
そして、私の遠い日の思い出…・「カリンの砂糖漬け」。
幼なじみのこまちゃんのおかあさんが毎年漬けていたカリンの砂糖漬けです。
カリンはどんなものかは知らないけれど、カリンの香りと果肉の歯ざわりが子供ながらに大好きでした。
薄く切ったカリンの果肉は、魅力ある小さな一片。
薄れゆく幼少の記憶の中に鮮烈に残る味の思い出です。
市販されているカリンの砂糖漬は煮てあるものが多いので、食感が物足りません。
昔のあの味…今年は自分で漬けるのが一番かな。
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