「レタス根腐病対策試験・・・収穫調査」
圃場
昨日の朝、台風の名残の小雨の中で収穫調査を行いました。

土壌殺菌剤、土壌改良材、それの組み合わせによる処理の効果を収穫物によって確かめます。


右1列、4・5列が土壌殺菌剤を使わずにマルチを掛けた列です。

そして、奥が育苗用資材を施用した苗を定植した区です。


罹病性品種サウザー(耐病性がない)ですから、土壌殺菌剤を使っていない列は、定植から10日経たぬ内に発病し、枯死したものが多くありました。



根部褐変

根を断ち切って褐変を調べると、早い時期に病原菌が侵入したことが分かります。

レタス根腐病対策は、現在、耐病性品種による耕種的防除に頼っています。

耐病性品種を定植すると、今のところ、根もあまり犯されずに収穫されていますが、様々な条件によっては、他の病害に犯されることもあり、完全ではなく、また、将来にまで安心はないようです。

今年は、耐病性品種による発病圃場もあり、今後、耐性菌の存在が気になるところです。


この試験の調査は、日本植物防疫協会の調査基準に則って行われています。

試験結果は、同じモノサシで調査し、判断されることが大切です。

地上部と根部をそれぞれ調べますが、発病株率や発病度は、日本植物病理学会による様式と同じ方法でデータを出します。

単なる数値でなく、発生の度合が“出荷可能か”をデータにすることで、現場の経営に直結した判断のできる調査にしています。

どの畑にもたくさんの菌が存在し、作物が発病するか、しないかの違いがあるだけです。

微妙な条件で発病しますが、一旦発病すると、菌は増殖するのか、力を増すのか、その力を大きくします。

また、レタス根腐病以外にも、レタスのクラウンの部分が緑色に腐るレタス緑芯症などの発生もありますから、

収穫できるレタスを栽培すること”が一番大切な最終目標になります。


緑芯症 緑芯症









土壌殺菌剤の効果を生かし、病害を抑えて、さらに、将来は環境にやさしい栽培に結びつける長期設計です。

今年の結果を分析し、来年また、必要と望む生産者さんのもとで普及に取り組みます。

生活できる生産をしながら、健全な土を取り戻すために・・・。


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