<2003. 3/13号掲載>
カイワレダイコンは作物の赤ちゃん。
ひょろっと弱々しく、さらに安いので「たかがカイワレ」と軽くみてしまいがちです。
ところが、「されどカイワレ…」。
小さな体には元気のパワーがいっぱいに詰まっています。
生命の誕生には、計り知れない力が必要です。
種の発芽も同様で、種の養分で誕生した新芽には、様々な機能をもつ栄養が高濃度で残されています。
ガン予防効果で話題になったブロッコリーのスプラウト(新芽)は記憶に新しいですが、豆類のスプラウトの定番モヤシは、中国で5千年前から栽培されていたとか。
日本では、カイワレダイコンが平安貴族の高級食として登場し、20年前に量産し始めてから日常の食材になりました。
地味な存在ですが、毎日食べ続ける栄養源としては好適。
ビタミンCや鉄分、カルシウムが吸収しやすく、乳酸菌やセレン(抗酸化効果のあるミネラル)を栽培技術で含ませたカイワレダイコンまでありますので、ちょっと注目してみましょう。
カイワレダイコンをキッチン栽培する時は、ペーパータオルに種をのせて、水が浸る位にして日陰に置きます。
毎日水を替え、3~4日後から日に当てると一週間で食べられます。
ソバなども楽しめますが、種に毒素のあるトマトやモロヘイヤは不向きです。
柑橘類を半割りにして実を少し崩し、種を播くとこれがまたお楽しみ…。
【ダイコンの親子サラダ】
①ダイコンとニンジンを細切りにし、カイワレダイコンは根元を切ります。
②シラス干しをサッと湯に通します。
③酢(大さじ2)、サラダ油(大さじ8)、しょうゆ(小さじ1)、砂糖(少々)、オオバのみじん切り(適宜)をよく混ぜます。
④①②を合わせて、③をかけます。
【ハッシュドビーフ】
①牛肉(薄切り・200g)を刻みニンニクといためて、塩こしょう、白ワイン(大さじ3)で調味します。
②タマネギ(3個)を細切りにしていため、バター・小麦粉(各大さじ3)を加えてさらにいためます。
③②に①とスープ(カップ3)、トマトピーレ(大さじ4)、トマト(1個)の角切り、ローリエ(1枚)を入れて煮込みます。
④塩で味を調えて30分以上煮込み、ご飯にかけます。
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