「発根促進で、ストレスやダメージから回復」
先日、苗の小売店様に販売していただいている資材の補充に伺うと、家庭菜園で植えたばかりの苗が凍霜害を受け、買い足しに来るお客様がいました。
凍霜害は、10日の朝。
肥料の空き袋を被せて霜予防をする畑の風景は、この時季の風物ですが、それでも被害があったようです。
そこで、早速、昨年「凍霜害」と「ナス半身萎凋病」のふたつのダメージから回復したナスの根を、POPで添えました。
昨年は、11月初旬に霜が下りてナスの葉が枯れ、なっている大小の実を全て採って、栽培を終了しました。
5月に凍霜害に遭い、枯れる場合を考慮して試験確認の場所から移しましたが、ひとまず回復。
その後、ナス半身萎凋病に侵され、弊社の資材を周囲に撒いて、いつものように回復させたナスの根です。
根張りなど、根の様子を視るために掘り上げると、褐色になった主根から、真っ白な根が伸び、細根がたくさん生えています。
一般に、指導者の皆様も、ナス半身萎凋病は難防除病害として、抜き取りを勧め、周囲のナスに病害を拡げない指導をしています。
10年程前、自家菜園で回復を確認したのがはじまり。
JA様や直売所出荷の生産者様、家庭菜園の皆様にお試しいただいてきましたが、防除、回復の実績が積み上げられています。
通常、枯れて養分吸収ができなくなるものですが、新しい根を伸ばすことで、根が回復して、順調な養分吸収ができていたことを、この姿であらわしています。
根の力強さを思うと、この夏も、猛暑や干ばつ、豪雨に負けない作物のために役立てたいものです。
****************************
ブログ 春夏秋冬いつもそよ風
****************************
わが家の食育 お家でつくろう!食べよう!
地元を知ろう 地産地消と特産品を訪ねて
素材を知って食べる かんたんクッキング