「そろそろ"水の汚染"に本気で向き合う時期です」

 

昨日は「世界水の日」でしたが、特別な取り組みはあったのでしょうか。

この日は、淡水の保全と持続可能な淡水資源管理の促進を啓発するために、1992年に国連総会で制定されたそうです。

 

20年前は、農地から河川や地下水に流亡する硝酸態窒素による環境汚染(水の富栄養化)に長野県の試験場とともに取り組みましたが、淡水の資源管理の延長線上にあったのかもしれません。

当時は世界水の日を知らずに、海や湖の富栄養化対策として、セルリーと茶の窒素肥料の低減に取り組みました。

 

 

その後、2015年に「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択され、2030年までに誰もとり残すことなく安全に管理された「水と衛生」を手に入れるという目標に向かっています。

世界の人口の約1/3は、家に水とせっけんのある手洗い場がなく、1/4が安全な飲料水を利用できない環境で暮らしているそうです。

 

さらに、

水と衛生という問題がある一方で、「水の安全」の問題が各地で浮上しています。

問題化しているのは、有害物質による汚染です。

重金属、有機フッ素(PFAS)、ナノプラスチック……等々。

河川や海の水の中に流れ込む物質は、調査するほどに、その種類が増えそうです。

 

昨日は、国内初で血中にナノプラスチックが見つかった発表記事を見たばかり。

その中のお一人を詳しく調べると、腎臓、肝臓から有害物質(紫外線吸収剤・ポリ塩化ビフェニール)が見つかったそうです。

分析技術の向上で調査できるようになったそうですので、これから様々な影響への研究が進みそうです。

血液の農薬汚染もあり、本当に真剣な取り組みが必要です。

原因不明の不調など、体内に有害物質が次から次に入ることで健康害が起こらない訳はないでしょうから。

 

 

 

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