「自ら改善して"生きるチカラ"を創造する」

 

人が入らない針葉樹の山では、枯れ木の下に幼木が育ち、100~300年周期で世代交代するそうです。

「枯れ木は山の宝」(鷲谷いづみ氏、生態学者)で、枯れ木は豊かな森の生物多様性のシンボルだと書かれています。

朽ちた木に虫が棲み、虫を鳥が食べ……、長い年月の自然の営みは、そこに生きようとする生物の生きるチカラに委ねられてきました。

 

今、「減農薬栽培」の資料を作成中ですが、生物多様性に通じる"自然治癒力"に注視しています。

植林地では「チェーンソートッピング」という技術で、木の最上部の梢と太い枝を切り落とす森林管理法が、健全な林の維持に有効なのだそうです。

 

 

作物の健全な栽培も、本来は植物の生命力に手を貸す"作物本位"の栽培が理想です。

人間の都合に合わせた栽培法で、効率化と省力化を追求してきたことで、土は痩せ、さまざまな病害が増えてきました。

適地適作を基本に、自然の循環を考えながら栽培できれば、健全な栽培を取り戻せるでしょう。

 

植物には、自然治癒力があります。

虫害にあっても、葉緑素がつくるクロロフィリドが昆虫の死亡率を高めたり、

根がしっかり張って表面積が増えていれば、養分の吸収効率が高くなり、ストレスやダメージに強くなります。

光合成による養分の利用効率が高まれば、生育がよく、味も栄養価にも影響します。

 

免疫力や自然治癒力は、人にとっても貴重なチカラです。

今日は、クリニックの医師からオンラインで「自然治癒力」のお話をお聴きしました。

自分のカラダを健康にしようとする想いは、"インナードクター"として自ら治すチカラになり、自然治癒力として働くそうです。

不調を自己管理し、適切な情報で自分に適した治療を創造することが、自発的な治癒力を生み出すというもの。

自分でも日常これを心掛けていて、今のところ健全に暮らせているのが腑に落ちました。

 

「生命力」……それは、個として心身ともに、自分のチカラを信じて生きようとすること。

そんな想いを残した一日でした。

 

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